本作が美少女万華鏡たらしめているのかどうかは、引用している多数の詩を分析する必要があると感じました。また、本作の姉弟の近親相姦が気に入った方には――見た目も含めて殆ど同じ雰囲気を味わえる――同人サークルIMPのフル3DCGエロアニメ『姉弟のカンケイ』シリーズを見ることを、強くお勧めしたいと思います。いや、参考にしただろ、絶対。
今月は、面白そうな作品が色々とあって、どれを最初にプレイするべきか本当に悩みましたが、やはり短時間速攻でやれそうな、本作にすることにしました。でないと、人より2周遅れの感想といういつものパターンに嵌まってしまいますから。短時間速攻といっても、2周遅れが1周遅れに縮まっただけなんですけどネ! そのため、私のプレイスタイル(調べ物をしながら考え考えメモメモ)では、他の人の倍以上の25時間も費やすことになってしまいました……。メモサイズも、なんと50KB!!!
◎美少女万華鏡って何?
まず、本作をやり始めて最初に思ったことが、これは美少女万華鏡作品なのだろうかという素朴な疑問でした。美少女万華鏡シリーズは「オカルティック官能AVG」だった筈です。それが前作では純粋なSFになり、ついに今作ではごく僅かにサイコサスペンスっぽい雰囲気のインモラル女装学園作品に成り下がってしまったのです。「オカルト、どこいっちゃったの?」って感じです。
それため、美少女万華鏡シリーズ、今作で止めちゃうのかな、なんて思ったり。キャッチコピーも「シリーズもいよいよ大詰め」となっているし、ホラー作家の深見夏彦も、仕事が忙しくなって、もう温泉宿には頻繁に来られないみたいなこと、最後に言ってたし……。
しかし、オカルト成分、どっかにあるんだろうなと思い直して、暫し熟考。その結果辿り着いたのが、私にとって、美少女万華鏡といったら、「引用」。これにつきます。これまでの作品では殆ど無視していたのですが――そもそも良く分かんないし――流石に今作は、引用している詩が何なのか調べてみないことには始まらないのではと考え直し、作品読んでるのか、詩読んでいるのか、分からない状態に(笑)。
ところで、あまたの詩が引用されているのですが、出典を明記しないで、良いのでしょうかね。ルール違反なのではと思ってみたり。出典が明記されていないので、詩の文章から片っ端に調べまくることに……。その結果、オカルトなのかどうかは「保留」ということに(理由は後述)。
◎本作はオカルトなのか
そもそも、オカルトとは何なのでしょうか? ニコニコ大百科では、次の様なことが書いてありました。
「オカルトとは、目で見たり触れて感じることのできない何かである。」
「本来は『隠されたもの』という意味で、不可思議なもの、または非倫理的なものにつけられるレッテルである。」
「オカルトは、よくわからない何かを扱うために、恐怖の対象として扱われることが多い。」
「正体が分かれば、それはオカルトではなく、ただの現象となる。」
「逆説的に正体が分からないことこそが、恐怖でありオカルトなのである。」
つまり、「正体が分からない何か」が本作品にあるのかどうかを、検証すれば良いわけですね。
そのため検証してみました。姉弟の近親相姦は、正しく「非倫理的なもの」に分類されるのであろうけれども、「正体がわからない何か」ではないですよね。となると、ストーリー上は、オカルトではないと。まぁ、謎は解かれるので、ジャンル的にはサイコサスペンスですよね、やっぱり。……そうすると、ストーリー外で「正体が分からない何か」がないのかどうかということになります。私はそれが、引用している詩にあるのではないかと考えてみました。
なぜかというと、引用した詩の内容は、本作品で詩を記載した箇所の内容と密接にリンクしているわけですよね。そのため、ストーリーの表面上にオカルト成分がないとすると、文章の行間を読むべき部分にオカルト成分があるのではないかと考えたわけです。そして、その文章の行間を読むべき内容を具体的に示したのが、引用した詩なのではないだろうかと考えてみたのです。
さて、ざっと最初から順に引用した詩を挙げてみると、次のとおりです。
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★共通
萩原朔太郎:『月に吠える』: 卵
中原中也 :『草稿詩篇(1933年~1936年)』:曇った秋
ハイネ :『読まずに死ねない世界の名詩50編』:血を吐く恋
高村光太郎:『智恵子抄』:あどけない話
中原中也 :『草稿詩篇(1933年~1936年)』:咏嘆調
中原中也 :『山羊の歌』:汚れつちまつた悲しみに
夢野久作 :『ドグラ・マグラ』:巻頭歌
夢野久作 :『猟奇歌』:短歌を四首
与謝野晶子:『みだれ髪』:短歌を一首
夢野久作 :『心の花』:短歌を一首
作者不明 :出典不明:ライターさんの詩?
★BADEND1(鏡子)
ボードレール:『悪の華』:取り返しのつかぬもの
★BADEND2(いちか)
中原中也 :『山羊の歌』:生い立ちの歌
萩原朔太郎:『月に吠える』:蛙の死
★夕莉END2
ランボー :『地獄の季節』:永遠
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う~ん、眼の付け所は良かった筈なのですが、さっぱり分かりません(笑)。ライターさんの好みだけは分かりましたけど。やっぱり、文学の素養がない私には、無理があったのか……。夢野久作あたりは、「正体が分からない何か」ではあると思うのですが、その他は、インナースペース系とか? まぁ、詩だもんねぇ、人間の精神内部を描くのは当たり前の様な……。もしかして、詩の存在自体が、オカルトだとか。発想が大胆すぎたか(^^;)。
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2017/08/12追記: 「椿 @_v9029 2017-07-30:耽美で倒錯的で閉塞的な世界観。引用される詩が、中原中也や高村光太郎から夢野久作に変わっていくのが、段々と狂気の深みに嵌っていくのを表している」と書かれている感想を見つけました。私は、引用した詩の総体がオカルトを示すのではと仮定してみたのですが、詩の内容の変遷に意味があり、夢野久作の詩によってオカルトとして完結するってことなのですかね。でもそうすると、「夢野久作の後に引用した個別ルートの詩は何なの?」ってことになるのですが……。オカルトからサイコサスペンスに変わる過程ってことなのでしょうか?
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因みに、上記からも分かるとおり、ライターさんは、中原中也と夢野久作がお気に入りらしいですね。本作でも、次の様に書いています。
ト書き:今の気分にしっくり来るような詩を探して、全ページ暗記しているほどの中原中也詩集をパラパラとめくった。
⇒ライターさんは実際に暗記しているのでしょうけど、私にとっての中原中也といったら、「正午 丸ビル風景」につきます。なぜかというと、昔、受験生だった頃、模試やテキストの問題で、よく使われていたからです。
あゝ十二時のサイレンだ、サイレンだサイレンだ
ぞろぞろぞろぞろ出てくるわ、出てくるわ出てくるわ
やっぱりインパクトあるよね、この出だし。でも、サイレンって、なんか時代を感じちゃいます。
ト書き:そのうち、チャカポコチャカポコなんていう音が聞こえてきそうで怖かった。
⇒何でいきなり「チャカポコチャカポコ」なんだと面食らっていたら、その後の『ドグラ・マグラ』の巻頭歌を引用で、なるほどねって感じです。
――胎児よ 胎児よ 何故踊る
母親の心がわかって おそろしいのか――
本作品、読み込むと、けっこう面白いです。皆さん、10時間前後で終えられているみたいですけど、実はスルメ作品なんですよ。噛めば噛むほどじゃなかった、読めば読むほど味わい深いのです。エロ部分は、蛇足でぜんぜん面白くないですけど。それで思い出しましたが、「本作のエロ程度じゃちょっとね」と思われた"あ・な・た"。純粋に、キャラクターの見た目からして同じ雰囲気の姉弟近親相姦エロ部分だけを堪能したいのなら、IMPの『姉弟のカンケイ』シリーズを見るべきです。ストーリーの無さを補って余りあるエロ動画が存分に体験できます。
2014年05月07日 姉弟のカンケイ
2015年01月20日 姉弟のカンケイ2
2016年06月21日 姉弟のカンケイ3
現在、4作目を制作中
発表年から推察するに、ぜったい、参考にしただろうと思うんですよね。見た目も性格も声も似ているし。しかも、こっちの方が、断然エロい。最近の同人作品の3Dって凄いですもんね。こんなの見ると、商業作品の殆どは、3D部分については、同人作品以下の出来でしかないと思いました。あぁ、でも、本作の水の描写部分だけは、凄いなって思いましたけどね。商業作品も、本気を出せば侮れない。
それにしても、同人恐るべし。もう、はっきり言って、純粋にエロ勝負だけなら、プロは同人には勝てないのではと思います。同人は一点突破の専用マニアック仕様勝負、しかも締め切りが無いから、無限のリビドーを作品に注ぎ込み続けられるわけです。私は、以前はそういうことが良く分かっておりませんでしたが、最近、少しずつ理解できてきました。しかも、プロ作品より安い。
◎ストーリーに沿って、思うところを、つらつら
ト書き:消えかかる過去は、夢同様に価の乏しい幻影に過ぎない……夏目漱石の『門』の中の一文だ。
⇒原文は「消えかかる過去は、夢同様に価の乏しい幻影に過ぎなかった。」なので、原文どおりに引用するべきだと思うのですが……。
・キャッキャウフフ
夕莉「これから私と……キャッキャウフフの生活が待っている、素敵な家なのよ、もっと喜びなさい」
夕莉「……キャッキャウフフが気に入らなければ……悶々ムラムラ、かしら……」
⇒「キャッキャウフフ」、このフレーズ、私は『はるまで、くるる。』で初めて遭遇した時、「なんじゃこれは!?!?!?」と悶絶したのは今は昔、確実に根付いているのですね。この言葉自体は、2000年頃からあったみたいですが……。
★ここまでプレイしてみて、夕摩も実は腹黒そうだし、何故かフランス書院文庫の背徳感を感じてしまう私であった。
・三点リーダーの使い方1
夕摩「はーーー……」
夕摩「すーーーっ……はーーーっ……」
⇒最近、私の『クロノボックス』の長文感想へのレスで、いろいろとご教示いただけたので、私もちょっとずつダッシュや三点リーダーの解釈方法が分かってきました。因みに、本作のライターさんは三点リーダー派ですね。ダッシュはぜんぜん使わないですもんね。そうすると、時間経過概念での使用において色々と制約があるので、どうしても文章を読むリズムが合わなくなってしまいます。私は、文章のリズムを最重視しますので、基本的に本作のライターさんの文章はリズム的に合わないのですが、書く内容自体は嫌いじゃないです。
・日課
ト書き:その夜の日課をやる頃には、僕はすっかり落ち着いて、夕莉への思慕を一層深くしていたのだった……。
⇒間接的な表現の文章が好きです。「その夜の日課」ってのが良い表現だよね――と思っていたのですが――まさかの意味でしたね、「日課」。ネタバレになるので、これ以上は書けないですけど。
・操作環境
以前から思っているのですが、画面の上部にマウスカーソルを持っていくと表示される「画面切り替え」ボタンは、プレイしながらメモる私にとっては、至宝の機能です。
・モラトリアム
①ト書き:許されているモラトリアムな時間……。
②ト書き:そうか、僕もそろそろモラトリアムから脱皮して、リア充学園生活を送らねばならないのか……。
⇒モラトリアムって、もとは「支払猶予令」や「執行猶予期間」を意味する単語らしいのですが、それが転じて、心理学用語では「大人になるために必要な準備期間」の意味となっています(①の場合)。そして更に転じて、「必要な期間を過ぎても猶予を求め、大人になろうとしない状態」を表すことになったのです(②の場合)。それにしても、このライターさんは、モラトリアムって言葉が好きなんですかね。
・デッサンの狂ったキュビズム
ト書き:彼女の笑顔を見慣れていないせいなのか……どこか歪で……。整っているその顔が、何故かデッサンの狂ったキュビズムのように見えて……。
⇒なかなか良い表現ですね。しかし、美術センスのない私には、デッサンの狂ったキュビズムとデッサンの狂っていないキュビズムの違いがイメージできませんでした。
・気持と気持ち
夕摩「すごく、すごく、気持いいっ……!」
夕莉「そう、夕摩はお姉ちゃんにおちんちん踏まれて、気持ちよくなっちゃったわけね……」
⇒「気持」と「気持ち」は、どちらかに統一した方が良いとは思うのですがね。文部科学省の「送り仮名の付け方」に関する告示では、「気持ち」が本則らしいです。
・三点リーダーの使い方2
夕摩「あぁ僕へんになっちゃいそうだぁっ……おちんちんきもちよすぎてっ……どうにかなっちゃいそうだよぉっ……」
夕莉「イッていいのよっ……お姉ちゃんに全部任せてっ……あなたは気持ちよくなって、イッていいのっ……」
⇒先にも書きましたが、このライターさんは、ダッシュ(―)を使わないで、全部三点リーダー(…)を使います。
この場合、恐らく普通なら、
「あぁ僕へんになっちゃいそうだぁっ――おちんちんきもちよすぎてっ――どうにかなっちゃいそうだよぉっ……」
「イッていいのよっ――お姉ちゃんに全部任せてっ――あなたは気持ちよくなって、イッていいのっ……」
となると思うのですが……。いわゆる「(棒ダッシュで文をくくって)挿入」ってパターンですね。
・トバカルデラ
夕莉「というより、太鼓判を押すわ。それはもうかつて人類を絶滅寸前にまで追い込んだトバカルデラのように巨大な太鼓判を押すわ」
⇒ライターさんは、相変わらず、オカルト好きですよね。そもそも、殆どの人は「トバカルデラ」を知らんだろう。知ってるのクイズ好きの人くらいでしょう。巨大なって書いた時点で、破綻してるよね、この文章。あっ、やっと分かった。ライターさんが、オカルトだったんだ(笑)。
★ほっぺたムニムニ
⇒これ、痛い人と痛くない人がいるみたいですよね。男性は大丈夫で、女性は駄目な人、多そう(何の根拠もない、私の勝手な想像です)。因みに、私は大丈夫派です。
鏡子「はぁぁ……お尻ぺんぺん感じちゃいましたぁ……吃驚仰天ですぅ……はぁぁ……」
⇒びっくりぎょうてん。普通、ビックリは漢字で書かないだろう。これだからインテリライターは……。
・動物シリーズ
夕莉「そんなことないわよ、あなたのおちんちんはすごく立派よ! ヌビア・アイベックスの角のように立派だわっ」
夕摩「そ、そんなに反り返ってないんだけど……」
⇒ヌビア・アイベックスって何だよ。おまけに会話が成り立つのかよ。
調べました。ヌビアアイベックス Capra nubiana はヤギ属に属する哺乳類の一種。 主にアラビア半島やアフリカ北東の山岳地帯や砂漠に生息する。
ト書き:……じゃあ僕は……? 引き裂かれるのを待ってるだけの、哀れなインパラってところか……?
⇒動物シリーズ、続く続く。ライターさん、好きなんですかね。でも、インパラは私でも分かったから、許す。
★なぶる1、2、3
ト書き:藤堂先生は確かに美人だ……けれども、好きでもない女性に身体を嬲られて、嬉しいはずがない。
⇒恐らくこの場面では、「嬲」は「嫐」を使うのが、正しいと思います。なぜなら、「嬲る」は男が女をいたぶる行為、「嫐る」は女が男をいたぶる行為に使うと思うからです。
ト書き:嬲るような含み声……いつもより低い声が、何故かセクシーで背筋がゾクゾクしてしまう。
⇒風呂場でのシーン。こちらも正しくは「嫐る」でしょう。夕莉から仕掛けているのですから。
ト書き:ぷっくりと勃起したクリトリスを、容赦なく嬲り斃す。
⇒この「嬲」は正しい。
・手抜きは嫌い
★風呂場での後背位
ト書き:僕は乳首から手を離さずにピストン運動を繰り返す。
⇒夕摩が夕莉の乳首責めを何度も行うと書いてあるのですが、アニメーションが単なる後背位でしかなくて、乳首攻めをしてくれない。
私のこれまでのエロゲー経験では、後背位でのシーンで、ライターさんが動きのある描写を書いても、その殆どは無視されるの法則が適用されます。例えば、手で乳首をなんて書いても、そもそも手が乳首をいじることなんてありませんし、まして、状態が前屈みになるなんてことは、もっとありません。そういうことを望むのなら、実写かエロアニメの動画になるのでしょうね。
・ゲゲゲのゲー
鏡子「はぁ……片目の幽霊族の少年のコスプレなどを少々……」
⇒面白いです。鬼太郎~!
・エレベーターの中でのセックス
思うに、このくらい立派なエレベーターなら、普通は監視カメラが設置してあると思うのです。だから、このシチュエーションは、現実的には無理があるのではと思いました。
・問題です。石原慎太郎の『太陽の季節』と対比される村上龍……
⇒ピンポン。『限りなく透明に近いブルー』
夕莉「そう……嬉しいわ……限りなく童貞に近いおちんぽさん……」
夕摩「芥川賞受賞の名作みたいに言わないでっ……」
★誰の詩?
たとえあなたが私の二つの眼の光を消しても 私はあなたを見るだろう
私の耳をつぶしても 私はあなたを聴くだろう
たとえ足を失くしても 私はあなたに向かって行けるだろう
口が無くても それでも私はあなたを呼び出せる
両手を折られても あなたを捉える、一つの手で捉えるように私の心で捉える
この心が圧しつぶされたら 私の頭が心臓のように鼓動するだろう
そしてもしもあなたが私の頭脳の中へ火を投げ込んだら
そうしたら 私の血があなたを担っていくだろう
⇒誰の詩なのか調べがつかず。でも、いくつか引用している詩から、ライターさんは「血」という言葉を、いたく気に入っていることは分かりました。例えば、次のとおりです。
・萩原朔太郎『蛙の死』では「血だらけの手をあげた、」
・ハインリッヒ・ハイネの詩ではタイトルからして『血を吐く恋』
・与謝野晶子の短歌では「熱き血潮に」
・夢野久作の短歌では「血を血に洗ふ」
・上記の作者不明の詩では「私の血があなたを」
「血」がオカルトなのかな?
★鏡子とのセックス
鏡子「あぁぁっ……おちんぽぉっ……ちんぽいいっ……ちんぽぉっ……」
ト書き:ちんぽちんぽと連呼する鏡子は、下品かもしれないが、野生的な生々しさがあり、僕は彼女のそんな言葉をもっと聞きたいと思った。
⇒「ちんぽちんぽ」と連呼させるライターさんの感性が素晴らしい。『ハロー・レディ!』のライターさんには無理だろうな。
鏡子とのセックスシーン、面白いです。気に入りました。勢いでなんとかしちゃいましたっていう、強引さが(笑)。
★"いちか"とのセックス
ト書き:膣口から鮮やかな鮮血が滲み出ていて痛々しいが、彼女を完全に自分の支配化に置いたとでもいうべき満足感で、僕のペニスは一層漲りを増すのだった。
⇒「漲り」は「張り」の方が良い気がします。
・読めませんでした
ト書き:この肉奴隷になりきってしまっているいちかを、もっともっと甚振ってやりたい。
⇒「甚振って」は「いたぶって」と読むのか。
★本作のテーマはこれ?
ト書き:可笑しかった。何もかもが。
こんな、偽りの家族……。
虚飾に塗れた、外見だけを整えた家……。
こんなもの、いらない……。
・夕紀夫叔父さん
ト書き:夕紀夫叔父の子供を妊娠していると知った母は、早急に父親を見つける必要があった。旧家の対面を守るためだ。
父は格好の獲物だった。夕紀夫叔父さんへの愛をカモフラージュする為に、母に利用されたに過ぎなかったのだ。
⇒★さん付けにしているのとしていないのとの違いは何?
★ちょっとビックリ
ト書き:僕はしばらく前から、父や夕莉の眼を盗み、******を日課としていた。
⇒「日課」ってそういうことだったんだ。
◎不具合について
最後に、わたくし恒例の不具合発見記です。
因みに、現時点での最新修正パッチは、ver1.02です。「特殊文字が文字化けするバグを修正」ってことなのですが、特殊文字がどこにあったのかさえ、分かりません。恐らく追加の修正パッチを出さざるを得ないくらい重要な部分で、特殊文字の表記箇所があったのでしょう。
1.お読みください
いきなりここからかよって、私の場合、説明書を読み込むところから始めるのがゲームプレイのスタートです(笑)。「起動設定・表示デバイス設定」において、起動設定画面上のCubic記述は「中負荷」となっているのに、その説明記述では「高負荷」となっている点が、気になりました。以前は、起動設定画面上のCubic記述は「高負荷」だったので、今回、高負荷が二つ並んでいるのは変だろうと整理した結果、説明記述の方を直し忘れたってところでしょうかね。
2.オメガスターのコピーライト表記
私は、最近、コピーライト表記をチェックする様にしました。なぜなら、メーカーの品質管理に対する姿勢を判断する材料の一つになるのではと考えたからです。こんな単純な表記ルールすら守れない管理体制なら、まともな製品、作れるわけがないという考え方です。
では、オメガスターの場合はどうかというと、基本的には次のとおりで正しいのですが、
Copyright (C) 2017 omegastar All rights reserved.
初期の頃は、一部、おかしな表記があります。例えば、Webサイト上の『彼女×彼女×彼女 ドキドキPack! 』のページでは、
© ωstar All Rights reserved.
となっていて「著作物を最初に発行した年」がないですし、
オメガスターホームページのトップページ「オメガスターホームページへようこそ」では、
Copyright (C) 2014 ωstar All rights reserved「ロゴマーク」.
となっていたり(ロゴマークを挟んでピリオド)、また、製品情報ページのコピーライト表記では、ピリオドがなかったりします。
ピリオドの件は単純な記述ミスなので直すべきだとは思うのですが、そもそも「Copyright」と「All rights reserved.」は必須ではないので、ピリオドなどどうでも良い話ではあるし、過去はともかく、今は正しく表記しているので、合格です。
2.誤字脱字 or 声優さんの読み間違い
発売直前に修正パッチver1.01を出した時点で、誤字脱字は殆ど刈り取れたみたいですね。でも、声優さんの読み間違いと絡めると、いろいろと問題とする箇所は沢山あります。まぁ、声優さんの読み間違いは、どこのメーカーでもそうでしょうけど、後で再録するわけがないので、誤字脱字と違って、今後も直ることはないでしょう。
・パンツの「すーーーっ……はーーーっ……」の後で
声優さんの読み間違い
夕莉「私はいつも、あなたのことは愛しく思っているのよ」
⇒「いとおしく」と読んだ。その場合は、送り仮名「お」が必要
ただし、声優さんの読みの方が、文章のリズム的には良いと思うので、ライターさんには悪いですが、できれば誤字脱字としてテキストの方を修正すべきとは思いました。「愛しく」より「愛おしく」の方が、情感がこもってそうだし(飽くまで私の個人的見解です)。
・中原中也の詩の後で
声優さんの読み間違い
夕摩「え、何……? 何で夕莉いたの……?」
⇒最初の「何」を「なんで」と読んだ。私は、ライターさんを支持したいですが……。
・ほっぺたムニムニの後で
声優さんの読み間違い or 誤字脱字
夕摩「あ、あはは……ま、まぁ……猫みたいでかわいいあだ名じゃない~……」
⇒「な~い」と読んだ。でも、声優さんの読みが正しいと思う。
・中原中也の詩の後で
声優さんの読み間違い
夕莉「でも……そんなこと、どうでもいいことじゃない」
⇒「そんなことは、」と読んだ。
・学校の食堂で
声優さんの読み間違い
いちか「Bランチならさっぱりヘルシーだよっ。ねっ、二人で半分こしようよっ?
色んなおかずいっぱい食べられるし、お得じゃないっ、ねっ?」
⇒「半分こしよう?」と読んだ。「よっ」を読まなかった。
これはテキストが正しいかな。「よっ」と「ねっ」をそれぞれ重ねているわけだよね。ライターさんの意図を汲まないと。
・衣装の話で
声優さんの読み間違い
鏡子「じゅるるっ……どんな衣装がよろしいですぅ? メイドですか魔法少女ですか猫耳ですかちょっとエッチなサンタですかぁ???」
⇒「サンタさん」と読んだ。微妙ですが、テキストが正しいと思います。サンタだけさん付けは変。
声優さんの読み間違い
夕莉「んぅぅっ……入っていくわっ……私の、びしょびしょになったおまんこ……あなたのでっかいおちんちんが……はいっていくっ……んあぁっっ……」
⇒「おまんこに……」と読んだ。「に」が余計。「に」があった方が分かりやすいけど、文章のリズム的には、いらないかな。
・学校で
声優さんの読み間違い or 誤字脱字
夕莉「もう夕摩ったら、いい子ぶらないで……」
⇒「もう」を読まなかった。こういうのって、収録現場で台本修正とかもあると思うので、良く分かんないですよね。
・学園祭で
誤字脱字
ト書き:傍から見ると、まるでポッルターガイスト現象のように見えるかもしれない。しかしそんなことには構っていられない。
⇒普通は「ポルターガイスト」だと思いますが、「ポッルターガイスト」だと言われれば、はいそうですかとならざるを得ません。
・BADEND2(いちか)で
声優さんの読み間違い & 誤字脱字?
いちか「え?? ……『「いやらしい雌豚め、ぶっといチンポが大好きなんだろう!?」』」
⇒「大好きなんだろう!?」を「好きなんだろう!?」と読んだ。
⇒ところで「」と『』の使い方が変じゃないの、ネストの順番的に。というか、一番内側の「」はいらなくない?
・夕莉END2のラストで
声優さんの読み間違い or 誤字脱字?
夕香里「夕莉……」
⇒「夕莉ちゃん」と読んだ。普通読み間違えるわけがないので、恐らくテキストが間違っているのだと思う。
私が気がついたのは、以上で全てです。