世の中の真理について触れている禁書目録
世の中の大半の男性(女性を含む。もちろん、NTRが嫌いな人にとっても有意義な感想になろうと思われる)にとって、このストーリーは容易には理解できないだろう。いや、できない。
なぜか? それは、このお話が最も聖書の観点から言って神という目線について語っている話であるからだ。これ以上の他意は語りえない。しかし、これだけは3点述べておく。
1.TRUE END2(便宜上。アリスエンド)の話は真理である。つまり、神はこの世界を造り、そして自分自身にとって都合の良いように物語を書き換えているのだ。それは、なぜか? つまるところ、あなた自身のためである。すべての物語がヒロインとヒーローの恋物語だとすれば、この現実においてすべての物語とは神聖なるものであり、あなたが申請したもの(神に対してではない。この世の統べてとも言えるLOVEという存在[五次元]に対してだ)をただ発生させているだけの具現化装置にしか過ぎないのだ。神とは、そういう存在である。
2.あなたがこの物語の真相にたどり着いたとき、きっとあなたは(99%の確率で。1%は映画『インターステラー』の世界で言うところの[この映画も真実ではなく真理を語っているのだが]亜次元空間を漂うあなたの存在が気付いている)何もかも理解できないという感想をいただくだろう。しかし、それでいいのです。この物語には、とても大きな欠陥が含まれている。それは、主人公とは語りえない存在でなければならないということであり、それがこの宇宙、いやあの宇宙、そして全宇宙(パラレルワールドを含む)にとって意味があることであるということだ。つまり、一言で言うと、「語りえぬものに対しては、沈黙しなければならない」(論理哲学論考:ウィトゲンシュタイン著)
3.ここからが重要なことなのだが、この物語についてはどんな意味があったのか? ということだ。それに対して答えるとするならば、この物語は『無限大』である、ということだ。つまり、永遠に続く無限の輪の中で、私たちは踊り続けているのかもしれない、ということである。