しっとりと言う感じですね
前作とは雰囲気違いますねぇ。
まず思ったのがしっとりとした感じのゲームと言う事。特に夕焼けが印象的に残ります。
多少クセはありますが、世界観を現すように絵もキャラ達も美しいです。
私としてはとても高評価な作品でした。
さてさて。
話的には妹の死を因とする生死観でプレイヤーを心の内にと引き込もうとするシナリオでした。
ただ世界観に文章が追いついてないのが正直残念なところ。それが仇となって拙さを感じさせてしまった事が惜しいですね。
反面、物語の創り込みは拍手を送りたいくらいとても素晴らしい。
絵の力と相まって雰囲気は上手く醸し出せていたと思います。
しかしながら個人的に近親相姦や妹ゲー(非攻略対象なら大丈夫)が嫌いと言う事もあって、妹であるすずシナリオは期待してませんでした。
――が、いやいや。
正直、その辺り侮っていました。
恐らく妹のノーマルorバッドENDに当たると思われるラストは、個人的に物凄く腑に落ちました。
攻略対象妹嫌いな私を妹で楽しませるとは侮りがたしw
キャラ的には小鳩が良いですね。
最初の頃は元気キャラと思ってましたが、進むごとに健気に。
本当に健気です。
小鳩にここまで思われる主人公がうらやましい……。
と言う感じで少しばかり辛口になっちゃったかな?
メーカーさん的に前作とまったく違う印象を持たせるのはとても良い戦略だと思います。
次回作も期待したいと思います。