意外にしっかりした百合ゲーだった
男がしゃしゃり出る地雷百合ゲーとの評判を聞き、ずっと食わず嫌いで積んでましたが今更プレイ。
修正ファイルをあててますが、それでもボイス抜けや誤字脱字はありました。
実際プレイしてみて、主人公睦月の男人格(むつき)はそこまで酷くは感じませんでした。
晶ルート以外はあまり出しゃばっておらず、さりげなく主人公睦月の背中を押したり、助けたりしています。
晶ルートのむつきはいらないと思いましたが。
七海ルート・・・実妹との百合。
ゆうりの片恋も切ない。
このルートに関しては、むつきは必要だったと思えました。
睦月と七海が幸せになれるようにと、自分の体を張って二人を救います。
(「アカイイト」ユメイルートのケイくんのような役割)
狛江ルート・・・一番シナリオがしっかりしてました。
一番エロやCGも多いです。
芸能人としての自分と、芸能から離れた自分との乖離に悩む女の子の話。
蕗絵の時と狛江の時のギャップがすごい。(「蕗絵」は狛江の芸名)
狛江は普段おどおどドM体質なのに、蕗絵の時はクールなドSになって睦月を攻める展開は萌えました。
晶ルート・・・人を選ぶルート。
晶は元々あおいと肉体関係があり、セフレ以上恋人未満の関係です。
あと、睦月&晶との行為中に男人格(むつき)が乱入します。
CGでは男人格が具現化し、睦月が男体化しているように描かれていますが、テキストを読むと、実際には体は女の子の睦月のままでヒロインに触れているので、ふたなりにもなりません。
なので男性器の挿入等はありません。(むつき人格でのエロは胸揉み&手マンのみ)
睦月、晶両方に好意を持つあおいが、結ばれた二人に愛憎を募らせ、嫌がらせをするドロドロ展開もあります。
あおいルート・・・隠れ幼馴染。
睦月がそれを忘れていて、あおいがやきもきする話。
とはいっても、幼少期はお互いほとんど会話した事もなく、特別なエピソードはなかった模様。
静佳先輩と鈴子先輩の関係をもう少し掘り下げて欲しかった。
薫子ルート・・・正確には睦月薫子七海の3PEND
ここではカナコさんの正体も判明します。
ただ他のヒロインに比べ薫子ルートはシナリオも一番短く、おまけ程度。
睦月のビジュアルはロリっぽいですが、声は思ったより低め。
受けもこなしますが、基本攻めです。
ピンチの時になると頼れるお姉さま系になります。
むつきの存在に目を瞑れるなら、シナリオ面でもなかなか面白いゲームでした。