これほどの高得点を付ける自分にまずビックリ。そしてネタバレを見てからプレイした自分にガックリ。
上記のとおり、ネタバレを各所でチラ見してからプレイし、オールクリアしましたが、半分は失敗だったと後悔中。その理由をプレイした感想と共に語ります。
まず前提として、前作「シルヴァリオ ヴェンデッタ」はプレイ推奨(というか必須)。前作のメインキャラの行動が根幹にあっての本作なので、楽しみたいのなら問答無用でやるべし(個人的にはこちらも十分面白いです)。ちなみに非18禁版のVerse of Orpheusをお勧めします。
そして本作ですが、熱いです、滾ります、面白いです。
もちろん減点要素はあります。メッセージ性が強すぎる、地の文の表現が過剰、一部のキャラの声が遅いし聞こえ辛いなどです。しかしそれを補って余りある加点要素のオンパレードでユーザーを圧倒してきます。
具体的には以下の三点
・運命に翻弄された”只人”である主人公、アシュレイ・ホライゾンが皆を救う”英雄”となるまでの成長。
・18禁燃えゲーというニッチなジャンルで繰り広げられる、主人公とメインヒロインの王道カップリング
・前作主人公と本作主人公の共闘
書き出してみると全部主人公のアシュレイが絡んでいますが、それほど主人公がストーリーのど真ん中で活躍していたのだから仕方ない。
ちなみに自分のアシュレイ・ホライゾンへの評価の変遷が、
プレイ前:前作の英雄がアレだったしなあ・・・・・・まともな方面での成長にシフトするんだろうけど、正直期待薄だな。
プレイ後:何だこの器のデカすぎる漢前は・・・(唖然)。
という感じ。憧憬と親近感と共感と好感をセットで感じられる「王道」主人公に脱帽しました。いやマジで。
ぜひ多くの方にプレイしてもらいたいと思うものの、注意してもらいたい点がいくつかありますので、以下の点を承知の上でプレイしてください。
・辛いからといって途中でプレイを止めるな。最後には大団円が待っている。
・眼鏡キャラ二人には気を付けろ。そいつは外道とアバズレだ。
・メインヒロインはレインです。
これだけ知っていればとくに精神的なダメージを負うことなく楽しめます。