自分にはめっちゃ刺さったが、酷評する人がいるのもわかる。そんな作品だった。
賛否両論というのは知ってたし、新島テイストがどんなのかははつゆきさくらで分かってたから、嫌悪感はなくプレイできた。
ストーリー:進めてるうちになんか変じゃね?ってなって、ありすのオチで大体納得。終盤の展開は見入ったし、最後に現代のありすの友達が出てくるところでは不覚にも泣いてしまった。新島の言いたいことも理解できたし、概ね満足。ただ、裏エンドには肩透かしを食らった感じ。そこまで含めて一応伏線は回収したが、なんで聖が魔女こいにっきのことを知っていたかは分からずじまいで終わってしまったところなど、細かい粗は多い。
キャラクター:主人公は女たらしのスケコマシということだったが、そこまで主人公に自分を重ねないタイプなので別に不愉快でもなんでもなかった。ヒロインがちょろいのは、そういう設定だし、で大体説明がつく。この辺うまいこと設定作ったなと思った。個人的にはデレた崑崙が一番好み。思わずによによしてしまった。
音楽:や水月陵神。樋口氏もいい仕事をしている。ボーカル曲も全部ハイレベル。Hysteriaにはいきなりカッコいい男性ボーカルが始まって完全に面食らったが(嫌いというわけではない)。
グラフィック:これは満足。特に気になるところはなかった。
というわけで、個人的には90点かなという感じ。もう一押し何かあれば百点満点だった。