【全√クリア】【ネタバレ有り】「らぶでれーしょん!」を間違いなく超えた!元々「らぶでれ」に不満は少なかったが直したらもっといい物になるのに、と思った部分が全部直ってた。イチャラブ好きなら必須レベルだと思います。
前作「らぶでれーしょん!」が好きだった方、絶対に”買い!”だと思います。
なんというんでしょうか、前作のアホなテキストが更に洗練されて、より嫌みのない良い雰囲気を
作っているのにも好感が持てるし、何よりも主人公が素晴らしい。
主人公がこういった作品にしめるウエイトの重要さを改めて本当に実感出来ます。
また、キャラデザも多少クセがありますが、実際にプレイしてみると全く気にならなくなり
全ヒロインが魅力的に思えてきます。
※つぐみなんかは最初、どうなることやら・・・と思いましたが無茶可愛くなりますしね。
1stプレイでは千夏狙いで進めましたが、選択肢が出るたびに他のヒロインを褒める選択肢を
選んでしまい、ちゃんと千夏√にたどり着けるのかが心配でなりませんでした。
苦みの無い純度100%のラブイチャを楽しみたいなら、間違いのない一作となるでしょう。
以下、個別感想(ネタバレ有り、注意)
■琴宮 千夏√
やばい、やばい、まじでやばい。
萌え狂うぞ、これ・・・。
個別ルート1での店内ので1コマ、何ですかこの桃色時空はっw
そして初エッチの当日、、、誤爆メール最高!!!w
そして、まさかのエンディングでの、あの展開。
いやはや、真剣に脱帽です。
恋愛をしたい、彼女と一緒にいたい。そんな主人公の気持ちが良く伝わってくる良エンドでした。
本当に主人公が格好いいと思う。
ここまで、良かった!と思うエンディングはここしばらくでは無かったかもしれない。
エピローグは少しだけ、余韻が足りませんでしたが十分な感じ。
■姫野 つぐみ√
これもやべえ・・・本気でやべえ・・・。
つぐみの家での勉強会、問題正解したらチュウして下さいって・・・。
本気で萌え狂うよ、これ。
千夏も大概萌え狂うと思ったけど、それすら越えてるよ。
未プレイの人、まじ刮目せよ!
そしてラストの浜辺での会話、不覚にもウルっときてしまいました。
つぐみの主人公への想い、主人公のつぐみを大切にしたいと心から想ってしまう、
そんな素晴らしく素敵なイベントでした。
バックで流れる曲も神ですよね。
■柳瀬 さつき√
不思議系な彼女だけに、何故かラブラブ感に説得力が無く感じられ、イマイチ気持ちが
盛り上がらなかった√でした。
シナリオ途中でも語られていましたが、「どうやって付き合うようになったの?」という
部分がハッキリしておらず、まさに知らない間にこうなってた、が正しい認識。
ラブラブをより彩るには、やはり付き合うまでの葛藤やドラマが必須なんだなあと感じました。
ラストの浜辺での会話も正直、弱く感じました。
さつきのことが女性としてでは無く、不思議動物のように目に映ったのが自分にとっては
敗因だったと思われます。
■三枝 奈々子√
う~ん、期待してたんですがちょっと残念な感じでした。
奈々子の性格上の問題からなのか、年上ということなのか、イチャラブ感に突き抜けを感じず
普通の恋愛物になってしまった感が否めない感じ。
個人的には好みのタイプだったので、非常に期待していた分、残念。
ただ、エンディング直前の山場での主人公の行動は予想通りとはいえ、非常に楽しめました。
※ただ、母親があまりにあっさり方向転換するのはちょっと・・・と思わないでも無いですが。
そして、一番本√で納得がいかないというか、残念に思ったのはエンディング。
奈々子は自分のお店を”小さくてもいいから”持ちたかった。
そのために、お店のレイアウトや内装小物も勉強ノート?に色々書き込んで、ノウハウを
蓄積していた筈です。
それなのに、結末はフルーティア2号店。
自分でお店を持ちたかった=経営者、だと思うのですが、エンディングの状況だと、あくまでも
フルーティア2号店の雇われ店長のように思えます(なのに念願が叶ったような表現だった)
しかも、2号店は内装もお店の形も1号店とほぼ同じというテキストがありました。
奈々子が勉強してきたお店のレイアウト等、全く関係ない結末になってますよね。
イチャラブ物で、こんな難癖をつくるのはどうかと思うのですが、ラブラドルと言う作品には
多分なイチャラブを期待していたのにも関わらず、この奈々子√ではイチャラブが足りなく感じた
最大の要因とも言えるしっかりとした物語(ドラマ)部分だけに犠牲にしたイチャラブの分、
そういった整合性的な物はどうしても気になってしまいました。
■愛沢 花穂√
花穂、無茶苦茶可愛かった!
兄妹で付き合う葛藤、無いわけではありませんが、ほぼ鬱展開にならず、周りも何故か
手放しで応援してくれます。
本作のテーマというか雰囲気にはこのスタイルがあっていて総じて気になりませんでした。
一生懸命な花穂を見て、癒される。
そんなストーリーでした。
ただ、ラブイチャという面では千夏とつぐみには負けますね。
あの二人ほどのシナリオ上の破壊力は無く、花穂というヒロインの魅力で持たせていた、
そんな√でした。
■総 括
前作でも萌え狂いましたが、本作の萌え度合いはマジぱねえっす。
「らぶでれ」で感じた不満点を見事にクリアしていて、得に千夏・つぐみルートだけ見れば文句を付ける
部分を見つけることが出来ない位、ラブイチャが楽しめました。
強いて言うなら名前を入力させた事の軽い違和感がマイナスに思う位。
OHPになるべく気にならないよう配慮したテキストと書いてあった通り、かなり上手に書いてありますが
代名詞として「彼氏」を使うのはやっぱ無理があったかな。
あと、各√の結末直前に”イイ話”を軽く入れたのも本作をより評価の高い作品に仕上げている大事な
要素の一つだと想います。
突出した”イイ話”じゃないけど、激しいラブラブで萌え狂った後にあれをみると何かほっとする感じ。
焼き肉食べて、最後にゆずのシャーベットを食べてスッキリ。
そんな感じでしょうか?(なんつう、たとえだw)
イチャラブ好きな方、前作が気に入った方、外さない出来かと思います。