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saphireさんのFate/stay nightの長文感想

ユーザー
saphire
ゲーム
Fate/stay night
ブランド
TYPE-MOON
得点
100
参照数
750

一言コメント

読んだり見たりしてるのに楽だった、面白い。 ‥余計な事も考えずにすんだ。 次から次へヒーローみたいなカッコイイ男たちが出てくるわ、女のひとは美人で綺麗で可愛ーいだろ、怖いくらい武器でガンガンギンギンやりまくって、もぅ当てられっ放し‥‥すっげーカッコイイィ…。先が楽しみでしょうがなくて続き始めるとすぐ熱中した…

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

文章の語り方がなんだか独特で
なんか違うと…普段と違った入り方をする。
映画とかを見ようとする心構えに似て
そのお陰からか読んでるだけでも、雰囲気に誘われやすい。
その中でも一瞬感のきらめきは格別。
なんていうか大小の陶酔感がめばえる。


オープニングがあると目を瞑って、曲だけを聴いているか、
先のシーンや登場人物のネタバレを恐れて飛ばすのですが・・

この
Fate/stay night…Tears to Tiara…冥色の隷姫…
途中、初めと微妙に…違う意味はありますが
オープニングが好きです。
伏線というか演出であって…物語の一部として…うけとめ
印象深いです。

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まぁ、道場など見たくなければみなくてよい
選択ができるのだからかまわない。
途中で終わったことで、遊び心でそのヒントをつけてみた
意外と快く受け入れられて定番化したのかもしれない。

しかし、勝手ないい様だけど
一度終わらしただけでは、
これといって、おまけの要素もない。
それで止めればお終いの、なんともサッパリした感じ。
その世界に浸って終わることもできる。
硬派というのか、ひたすらにシリアスだけで仕舞いにできるので
少しの合間、手持ち無沙汰で困ってしまったのだ。

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全編を通じて緊張感があった(シリアス)
それで没頭できたのが良かった。
斬られて血がでる話だしね。

タイガー道場はその雰囲気を崩している気しかしなかった
一度見たきり見ないようになってしまった。
どうも、雰囲気に噛み合わない。
無粋な……

途中では必要ない。

何度もいうが全編を通じて、最後までは
道場みたいな息抜きは要らない感じだ。
それに量は多いとは思わない
あれば全編が一章くらい合っても平気だ。
あれば、あったで…‥楽しみ
それくらい面白かった。
通じて読んで最後にお茶を飲が欲しくなったので
丁度よかったのかな。


選択はこれだと思ったら、別ルート無しと考えた
(両方選んでから選ぶとか)
(全て見てから進むとか)

一度クリアした後

二次創作を読んでいたり
時間をおいて、2章を読んだ
盛りあがりと読みやすさではこの章かな・・

一章が士郎のもつ主観(エゴともいうのか…)を
大概吐き出していてスリムになった感じがするから。
一応、わかっているよ
それをグルグルと何度もクローズアップされると
流石に失速してエンドレスになってしまう…
女の子が戦っちゃ(傷ついちゃ)いけない
そんなことしちゃいけない!
各人の女性(意識)云々とか、
そんなことできるか自分が戦う!

戦闘シーンをみたり

坂でのバーサーカ戦と
境内のキャスター戦
教会前ランサー戦
最後

反撃したキャスター戦を好んだ
これは何度も見てしまった

このくらいたつと日常の3選択や違う選択を
とる余裕がでてきていて、
(それでもあまり致命的なのは選べないが)なんか面白かった

結局、2章、3章の別ルートはとれなかった。
2章はいけないな・・


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格闘ゲームが
パソコンでアクションノベル(小説)になったもの

これは対pcじゃなくて対人だから面白い
真髄は対人戦にあり!!

pcは完全に暇つぶし 正直 毛ほどしか嬉しくない
だけど対人は別
あいての強弱は殆ど関係ない 駆け引きのみ

自分と同等、それ以上なら、尚のこと腕のふるいがいがある!!


キャラクターがひとつのユニットとして
能力値とそれぞれスキルが設定されているのが面白い。
それが単なる飾りじゃなくて自然と内容に通じていて
制限とか行動にそれがちゃんと反映されてるから
なんか格闘ゲームみたいだと思えた。


それに内容は誰かを選ぶことを強制されない
する前から好意を感じたり最後まで誰かを選ばなくては
ならないとゆうエゴとか媚を感じることはなかった。

つまるところキャラクターに対して目線、魅力は
二転三転と色濃くなり積み重なっていく感なんだろう

初めてあったときから、段々と積み重なる状況、信頼関係とかは
知らない所をもっと知りたい

こんなところがあるんだとう、好意的な興味に変わっていて
その積もった魅力はかなり感情移入できた。
それがいろんな所で発揮されるから最後まで止めたいという
気持ちが起こらない。

つまるところ、これは誰のシナリオだとか
変に意識して先が読めるそうゆう無駄な先入観がない。
だから、馬鹿みたいにギリギリまでどうゆう終わり方なのか
わからなくて先が気になるし、誰かとくっつきたい他の子は
いいから‥みたいな差別感がない。

そりゃぁ・・なんていうか

セイバー、凛、桜とか分かれてはいるけど
脱落とかするけど‥それぞれ主役みたいな感じで、
更に、そのメイン道 流れ道に乗った話でそうなりました
・・・みたいな。

自然と感じる流れで、乗れて終われたのは
特定のキャラクターのエンドを選ばなくてはならず
みたらゲームを終えてしまう。続けられない
自分みたいな人には、まさにやりがい遊びがいがあって
キャラクターにも世界観にも引き込まれてしまった感じ。


正直セイバーとか最初興味なかったんです
どこか少年ぽくって‥かわいいというより
あんなのより、なんで強い? でもそれなのにカッコイイで‥

血を見てもひるまないところとか‥
凛々しい姿は最初の心配ばっかりな士郎をみると
この子なら大丈夫だといってあげたかった。

セイバーを女の子だなぁ・・と意識したのは
お風呂・・脱衣所の後ろ姿をみてからです。
それから急になんか‥あぁ‥この子やっぱり女の子なんだなぁ・・って
ちょっと意識し始めたかな。


それから随分親愛は増して、セイバーと一緒にもいたかったけど
なんていうか・・彼女を説き伏せるには時間がなさすぎて
無意識に似ているからお互いに意識して同情しあって、
愛情愛にて憎からずまでいった二人の関係は
共に堕ち様・・・じゃなけれはあの別れはなんていうか定めだったのか
彼女はもう死んだ 死人だという想いがどこからともなく
やってきて、ただの別れじゃないこれが、あの
黄金の橋の上でみた微笑に重なって切なくなる

共に飛び降りる勇気がふたりには・・・
それぞれ、お互いが好きで尊重して それで感じた
分かり合った・・触れあったような二人だったから
それを最後まで言い出せなかったのだと

セイバーはシロウに貰ったもので、十分足りた
今はこれで十分だと‥それ以上は無理だと、
もっと色々話せて溢れる感情の発露を抑えるつもりでいたけど・・
なんかスッキリしてしまった・・そんな顔みていたら
なにをいっても なにかいったら‥ 抱きしめたら……
少しその大胆さに驚いて もっと大きな喜びを感じながらも‥
シロウ‥私は‥‥もぅ(最後はこれで十分みたい‥‥嬉しいです)
なんだと‥その微笑ながら
やがて歩いていくような気がして言葉がみつからない‥
でも言葉じゃ、これをあらわせない

どうも一章、fateの印象は橋の上を一緒にあるいた黄金
青い服を着ていて黄昏の日に包まれて行ってしまった
彼女と微笑…

運命

一緒に手を取りあって飛び降りるくらいの気持ちで
(そのくらい軽いものでなければ)
王道を望んだその黄金色の淑女とは一緒になれなかったような気がします


ものすごく好きだとは いいきれないのですが
今ではかなり好きかな セイバー…‥
凛々しいさの合間、かいま見せる仕草、すごく女の子らしいです

ごはんのときは・・・そのまんまかな (苦笑)

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毎日、続きがしたくて
気持ちが駆け足になってたから
帰ってから落ち着ちつくように、手を洗って、風呂はいっちまって。
邪魔が入らないようにして‥
非常食も用意して‥‥

そんなまぁ
紛いなりにも一時期熱中したものが、物理的に終わってしまうと
なんともいえない残念な寂しい気持ちになる。

そんな気持ちもあったけど、
なんかすっきりして、あまり、そんなに長く尾はひかなかった。
なんか、やり遂げた、見届けた、のかな清々しい気持ちも大きいのだろうか。
結果に関してはあれこれ口を挟むつもりは…なかった。
ただ、面白かったから、公式サイトを後で見にいった。

ちらほら、面白いって感想が書かれてたよ。
すげぇ面白かったって。
まったくもって、当たり前だと思った。
自分はそれを見に行ったんだから、当然、嬉しかった。うん


自分の、いつもある、でてくるわだかまり、
だれかヒロインの一人を選らばなければならないと、いう感じ、これは強制…に近い
それが無かった。
自然と進めてゆく上で、ごく自然に
どんな子達なのかとわかって…ごくごく自然に
惹かれていった。理屈じゃなくなんで好きになったか良く分かったし、
好きになってよかったぁ…。

ふつう、ゲームって攻略とかクリアとかあるでしょ。
誰かしら選ばなくちゃならない。
一人選んで、それが5人いたら5分の1しか終わってない・・
…でも結局、自分はそこからは嫌になるから続けられない。
俺って、臆病だから。前をいっつも拘って、イヂ張って…う~ん
嫌な気分になるから、違うと思うけど
とにかく、後が続かないんだよね。
つらいんだ。続けるのも、やめるのも本当は。

それでいいや満足だって、いつも終わらせるから。
それがないの、すっげぇ良かったよ。楽だった・・・・
これがこのゲームで構成上ともいえる最高の手法だった。
そのぶん、全然気にしないで、最後まで思いっきり楽しめた~~よ~~(涙)



Fate/stay night は
何回か…死亡しましたが、結局一度だけで終わりました。
その選択を選んで悔いはない。っってやつです。

クリアは…
1章はセイバー
2章はブレードワークス
3章は桜咲くです。


雰囲気で全編シリアスで、程よくひきしまって気持ちよかった。
引っ張ればついてくる、張り具合が絶妙の和弓弦?かな。
これにギャクはまったく似合わない。
本編は完全にシリアスで、終わっても潔かった。


だから、タイガー道場はちょっと…全く合わなかった。
最初の一回みてからは、次の機会は見るの止めました。
だって、これってこんな風にワザワザそこで笑いを入れる
必要なんてないよ。気が抜けて…損なう。邪魔だった。
でも選択の余地はあったから…

この違和感は今思えば、強制を…近くに感じていたんだ。


最後終わってから、さらに一息。
茶菓子が欲しいな…みたいな気分に。
あったら嬉しかった。その手を少々期待していたせいもあって
終わってから、すこし手持ちぶたになったよ。
こうゆうときに甘いものを、出されると嬉しいし
・・本当欲しくなるんだよね。


――
3章ある内では2章のブレードワークスが一番の気に入り
好きなキャラは遠坂凛とアーチャー。
セイバー ランサー 桜

オープニングから凛視点で読んで気に入りました。
シロウよりも凛視点での話のほうが気になったし、しっくりきたし、
結びも彼女でしたから。
結末はああですが
やはり…彼女とアーチャーがくっつく話が一番みたいです。
ファンディスクがでるなら期待してみるか。

美綴綾子とはどっちが先に彼氏を作るかとか
なりいき上そんな話もありましたが‥
相手がアーチャーだとお似合いな感じです。
シロウも悪くはないのですが‥彼に比べると役不足――なのか
ドラマ性もアーチャーの方がありそうですし

凛とシロウと対等というよりは凛の方が強いですからね
そこを見上げる感じのアーチャとのカップリングになると
色々な面で背伸びをする感じで微笑ましくなります。

綾子はびっくりして羨でしょうか…‥遠坂め。
普通に悔しがるのでしょうか
どうでしょうか、その変人物像がはっきりしない人だけど
冷やかすのか

アーチャーはやはり主夫ですか、
けれど夜のバイトでバーのウェイターとかしてても(カクテルとか作ったり)
すごく似合いそう(苦笑)

―それと眼鏡。グラサン