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sakurassさんのLOVELY×CATION2の長文感想

ユーザー
sakurass
ゲーム
LOVELY×CATION2
ブランド
hibiki works(暁WORKS響SIDE)
得点
70
参照数
7209

一言コメント

数分おきに「ええええっ!」と驚かないと死んでしまうボンクラ主人公が猿のようにやりまくる物語。抜きゲとしてはとても優秀。

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

前作やってません。
ラブプラスやときめも系だと思ったら、ただの抜きゲだった。

まずなんと言ってもエロい。
お腹から下半身にかけてのラインはほんとに素晴らしいし、シチュもいい。
エロシーンでもCVによるBGボイスがあるだけでこんなに違うのかと感心した。
おかず評価としては85点はあげたいところ。

ヒロインはかわいい。交際後のシナリオは特筆すべき点は何もないが、とにかく抜ける。
が、付き合うまでと主人公はいろいろ酷い。

作中で草食系を強調しているが、実際は無気力ヘタレ系だった。

もう1年も学校に通っているのに地元のことを全く知らない。というか、学校の事さえ疎い。
彼女が欲しくないわけではないが、特に欲しいわけでもなく神社で言われたから探し始める
事あるごとに「ええええっ」。もう何かの病気じゃないですかね。
クラスに友達が一人しかいないと嘆きつつもこれっぽっちも作る努力はしない。
その友人は他の友人とメシを食うのでいつも1人で昼食をとっている。こんな俺嫌だよ。
そして「俺も話す人が結構できた」と満足げに語るのだが、去年からの友人を除くと誰にでも世話を焼く学級委員と社交性の高いヒロイン、なんと2人だけだ。
ほんとに1年の時も友達なんていたのか疑問になるほどだ。
面白い台詞などほぼ皆無なので日常会話はツマラナイ。そりゃ友達もできないだろう。
米すらまともに炊けない。10数年親元で暮らしていれば、普通の家庭ならば一度くらいは手伝ったりするものだ。また一人暮らしで料理に困ったらまず母親に聞くはずだ。それをコイツは聞くという選択肢すら思いつかない。
こんな親ともまともなコミュニケーションをとれていない奴が家族愛だの優しいだの言っても偽善者臭しかしない。
ストーキング以外には主体的に動かない。何か話が進むのはいつも友人がお節介で無理矢理主人公にやらせた時だけ。
パラメータ的に言えば、「得意科目」でも他の人の苦手以下というクズレベルの才能で二年生スタートする。

こんな無気力ボンクラかと思えば

やたら「えっ」「あっ」などとどもりながらチラチラとヒロインを観察し、毎日相手の予定を聞き出しては追いかけ回す。
会って数日でもう毎日べったり張り付いて行動してこの気持ちは何だろうとかほざくんですよ。主人公さん、それ単なるストーカーです。

そしてヒロインも病み気味なのか、どうにも御都合展開ばかり。
「私を何度も待ち伏せしたのは貴方くらいよ」→通報されるのかと思ったらいつの間にか惚れられていた。
「こんなに付き合ってくれた人は初めて」→いつの間にか惚れられていた。
「私を女扱いしてくれた人は初めて」→いつの間にか(ry
「こんなに一緒にいてくれたのは家族以外で初めて」→いつの(ry

こんなんばっかなのでシナリオには期待しないように。

付き合い始めると今度は猿のように場所も関係なく強引にやりまくって嫌がるヒロインにも容赦なく中出し。
エロ時の口癖は「責任なら取るから」→「ごめんね中に出したけど大丈夫?」
責任取るとまで言っておいて毎回大丈夫か聞くなよw

なんつーかね、このライターまともな人付き合いの経験ないのかと心配になるくらい不自然。
だいたい知り合って2週間足らずで「貴方の精子でいっぱいにしてぇ」とか言われたらむしろ怖いだろ。
それでもシチュも多く抜きゲとしてはとても優秀なので抜きたい人にはオススメ。


以下個別短評


成川 姫
告白断られるといきなりキスを迫り、直後に初体験で両手でおま○こくぱぁして観察始める主人公にはひいた。
ダメと言われても散々強引に犯したり中出しするくせに相手には不真面目さを説教するなかなかのクズ主人公でした。
ヒロインの仕事場でやって精子の臭いプンプンさせながら働かせる鬼畜っぷり。
ひたすらセックスするだけのルート。

韮崎 日向
日向パパには最初からとても世話になっているのに、パパの前ではいい顔をしつつ、裏では娘に中出ししまくりというシチュだけでも抜ける。
一見すると小学生にも見えかねない体型もやばい。
部活を応援しつつも孕ませようとする主人公はどうなんだ。

出水 和琴
生天さんは魔女庭やFAのようなロリ姉が好きなのだが、ややSっ気のあるムチムチお姉さんも悪くなかった。
ギャップ演出や数少ない嫉妬分が良かった。イチャラブ最高。

吉野谷 星音
「なんで私といるの」→「好きだから」の無限ループ。
ただ、普段の棒口調に反してエロシーンの獣系のアヘ声はエロい。