催眠をうまく生かしたシナリオは中々。シーンの尺も総数も悪くはないが、絵に安定がないところとシステムの使いづらさが問題。
催眠術は大抵ただのエロ導入のための小道具となるが、
本作ではライバル(女)との対決に使用するなど、シナリオ面でも活躍する。
勿論エロ方面でも基本を抑えた使用法をしており、かなり良いでき。
問題は絵、立ち絵などは良いものもあるが安定しない。
システムの使いにくさも抜きゲ補正をかけても許容し難い。
主人公は、チンピラというか小物臭が出てるが、そこそこ頭が回り悪くはない。
ヒロインでは電波一歩手前の綾河春生が地味にいいキャラをしていた。
それなりに深めの催眠好きの方にお薦めしたい作品だが、
ややシナリオに気をとられて完成度を落としている気もする。
もう少しエロシーンが多ければかなり違うと思う。
攻略が少々めんどくさいところも欠点といえば欠点。
今の流行とは少しずれている作品かと。