主人公を分け、純愛と陵辱の両方をカバーした作品。陵辱自体の出来は中々のものだが、純愛部分が非常に弱い。試みは面白いが、素直に陵辱のみで良かったかと。
正統派好少年演じる純愛部分と、鬼畜なおっさんが主人公を張る陵辱シナリオの二つに分かれている。
ヒロインを両面から楽しめるという点で、有効に使えれば強力な手法ではある。
ただ本作では純愛系は主人公、ヒロインともにキャラが薄い。
後半の陵辱を興奮させる材料としては少し弱すぎる。
反面、陵辱サイドは主人公も鬼畜でヒロインの反応も良く、中々良い出来となっている。
肉体的にも、精神的にもかわいめな絵柄に似合わず、かなりハードに攻めている。
純愛に容量を割くよりは、鬼畜系で一本やってくれれば完成度は上がったかもしれない。
純愛系としては語る部分は無し。
陵辱部分では、生徒会長の宮森、それと後輩キャラの穂積が中々良い感じ。
返す返すも容量が純愛にも使われている点が残念。
無難な道を良しとしない心意気は評価したいが、適正を誤ったかと。
普通に、十分に良い鬼畜系抜きゲを作り出せる実力はありそう。