実に良質な萌えゲー。ギャルゲー好きなら一度はやってもらいたいですね。
基本的に寝る間も惜しんでやる事が出来ることを重視しているのですが、
萌えゲーというのはキャラゲーになりがちで、日常会話も眠いものばかりです。
しかし、これはBGMからテキスト、演出と様々な方向から眠気を取っ払います。
気がついたら6時間経っているゲームというのは実に久しぶりですね。
理由としてはテキストのテンポが非常に良いことと、
鬱展開ゼロでほんのりあったかな雰囲気、思わず笑う会話センス、
気分の盛り上がるBGM、センスと遊び心のあるシステムがあります。
特にBGMに関しては作品の雰囲気に実にあっていて、もっとやりたいと思わせるほどです。
萌え要素に関しては菜々子先生が最強すぎますね。
過去5年間を振り返っても個人的には抜きん出ています。
桐島さんも実に良い。属性重視ですが、バランスの難しいところをよく纏められています。
逆にもう一人の主人公周りは微妙かもしれません。
ライター自体あまり力が入っていないような気がしてきますし、
萌えとはまた違う感じのあるキャラ設定がいけないのかもしれませんね。
サブキャラとしては実に魅力的なのですが。
最後に、ほんのりあったか、雰囲気に浸って何時間もプレイできるゲームをお探しなら、さくらさくらを全力で推します。
燃えも鬼畜もちょっと置いて、萌えもたまにはどうですか?