歴史的な豆知識は面白かった。
ボリュームは多め。
最初は史実に沿って、次は伝承編、最後にオリジナル編の構成。
歴史的な豆知識は面白かった。これは以前からの作風にも出ているため期待通り。
が、今回はいささか蛇足が多い。さすがに神話の話にまで行ってしまったり、妖の話になるのは脱線しすぎだと感じた。最初に相撲取った人とかかなりどうでもいいところまで行ってしまっていた。
神話や妖の話で改めて別作品でやったほうがよかったのではないだろうか。
たくさん下調べしたから、とりあえず全部出しておこう的なものすら感じた。
最近では一般の人にまで認知されてきている役不足の使い方の誤りが未だにあるのも解せなかった。
ラストのほうはセリフにも脱字が多く、突貫で作ってしまったのだろうか。風呂敷を広げまくった割には幕切れがあっけなかった。キツく当たっていた頼朝がなぜ急に心変わりしたのかも描写がなく、兄貴との関係性も不明。メインの郎党にエロもなく、その辺はまたファンディスクでやってくるのだろうか。幕末のほうの主人公が微妙だったため、また主人公転移+ループに戻したのか、こちらは良かった気がする。シナリオパターンが忠臣蔵とほぼ同じだったため、若干減点。