40秒で支度したくなる出来
流れとしては車輪のような形。順にヒロインの意識改変をしつつ物語が進行し最後にでかい壁をのりこえるような感じ。しかしやっぱり最後も自力でなんとかするモリケンとヒロイン頼みでヒロイン消失ENDのカイムじゃ差が出る・・・。
シナリオは十分。ただテキストがどうも説教くさすぎる。これは序盤から終盤までほぼ続くので妙な説教臭さが気にいらない場合は即放棄推奨。ただ終盤になるにつれて自分のした説教が土壇場で叩き返される場面もあり評価できる部分もある
気になった点はフィオネに羽狩りの呼び方を苦言されたときに、慣れろと一蹴したにもかかわらず、自分は牢獄を特別被災地区と呼ばれることに気に入らないとつっかかりシスティナに変えさせたりと滑稽な点、
牢獄を離れ上層に行く際に都市の秘密を探るといいジークと別れ、情報を入手したにもかかわらずなぜかジークに報告せず、結果暴動を起こされている点。シナリオ構成上とはいえ序盤で信用していた人物を上層に行ったとたんにずさんな扱いになるジーク。前半こそ交渉や知略めぐらす活躍をしていたのにラスト武装決起時には、何もしないくらいなら行動していたいんだろうとかただの脳筋扱い。これはちょっとひどい
主人公のひどさは上層⇔牢獄を行き来しだすあたりで目立つ。上層では牢獄民からしてみれば～と説教をし、牢獄に行けば貴族のような者言いになるというちょっと読んでてイライラした点
悪い部分を多く上げたが総評としては点数どおり十分満足。
ファンディスクではガウを取り立てて欲しい