エロ目的で購入。が、意外や意外、凄く面白い。後味も良い。が、名作かと問われればそうではないように思える。荒削りな面白さというか、良作になり損ねた隠れた良作というべきか。完成していないからかもしれない。素材はどれもレベルが高いのに、その点が非常に残念。
声良し、キャラ良し、ストーリー良し、
戦闘で燃え、日常で和み、リデルで泣く。
頼もしくて愉快なライバルもいるし、憎む敵もいる。
幼馴染のEDだって正直感動した。電話の時のあのエロさにも感動した。
が、この違和感はなんだろう。面白かったし、心に残るのに、しかし…。
そこで気づいた。これは続きを望んでいる欲望のためではないか。
面白い漫画の単行本を読み終えた後の「あー早く次の巻出ねぇかなぁ」という類の欲望ではないか。
後味が良いとずっと思っていた。しかし、その実は興奮のまま放り出されて冷めやらぬだけのこと。
だから名作ではないように思えるのだ。未完成であるがゆえに。
という訳で、続き出ねぇかなぁ…。