淀みない終盤での伏線回収と、シナリオの出来の良さは一級品。
ADVというジャンルがここまで活きたおかげで作品が素晴らしいものに昇華した作品というものをイメージすると、
このゲームが一番に思いつくくらいしっかり完成されたレベルの高い作品といえる。
個人的に、ノベルゲームの名作選というものを作るのであれば必ず含めたい程。
ですが、テキストがあまり良くない。シナリオの良さを考えるといささか出来が劣るとしか感じられない。
テキストゲーではないのだが、やはり惹き込むテキストを一番重視する自分にはマイナス。
これさえなければ90点は楽に越えていただろう。