ランダム性がなくなり、物語をスムーズに読めるようになったので本来の点数へ。
エロゲで早い時期に浮気を内容に据えた恋愛作品。
オリジナルはイベントがランダム発生というのもあってフラグを立てるのに苦労し、希望のルートに入るのも大変だったが今回はそれは解消されていて、楽になった。
内容も基本的に同じで絵は2010年のカワタヒサシさんになってリファイン。当時より萌え味が含まれている。
やはり、当時と変わらず主人公の冬弥の優柔不断加減は見てていいものではないし、2の春希や君望の孝之よりポテンシャルが高くないのも魅力を落とす。ただし、非常に誠実な男で真っ直ぐとはいっておく。
ヒロインは当時と変わらず緒方理奈がやはり好き。エロゲ(ギャルゲ)でトップクラスに好きなヒロインだった記憶は褪せていなかったと思う。
トップアイドルとして支えた兄が離れ、それに傷つく理奈に冬弥が惹かれていき、理奈も誠実にしてくれる冬弥に心を開き、惹かれて蜜月へ。
そして由綺にカミングアウトし、例のシーンを経て理奈は全てを一旦捨てて冬弥の女へ。
2でいえばかずさに近い、愛した男だけいればよかったという溺愛的一途さは魅力的である。
その他では、由綺のマネージャーの弥生のルートはなかなか面白い内容だった。
森川由綺のアイドルスターの素質の高さを潰さないために自分の感情をも殺せる姿は粋だった。
理奈と弥生はエンディング後のストーリーを読んでみたいものである。