ケモノ特有のプレイはない。サブキャラも魅力的に描かれていたので、価格を上げてもう少し作り込んで勝負しても面白かったかもしれない。
得点内訳
【グラフィック】
・イベント 7/10
・立ち絵 10/10
・背景 4/5
【シナリオ】
・構成等 4/5
・分量 4/5
【音楽】
・ボーカル 6/10
・BGM 4/5
【システム】
・機能等 9/10
【演出】
・演出 9/10
【エロ】
・エロ度 11/15
・量 6/10
【裁量点】
・裁量加点 4/5
合計 78点
【感想箇条書き】
・非エロイベント絵も複数あり。立ち絵とのギャップは大きくないが、若干構図的に違和感のあるものもあった。
・立ち絵はかわいい。差分は少ないがサブキャラもかなり魅力的であった。
・背景もなかなかよい。
・シナリオは全体的によくまとまっていたように思う。表現が平易であり何のひねりもないのはアレだが、ストレートな表現が好きなユーザーには好まれそう。
・タイトルの「育て方」というと、最終的には結構違和感のある言い回しであったが、主題から反れることはないし、多少手荒な点は見られながらも、大きい視点でも筋は通っていたし読み応えのある作品にまとまっていたと思う。
・多少手荒と言ったのは、ラストのまとめ方である。このゲームは多分、いろは達と日々を共にしながらも、いろはだけでなく主人公たちが少しずつ成長するのを見せるってのが大筋だとは思うのだが、キスが見つかったから対抗して3P！という結末は大きくブレている気がした。
・主人公と幼馴染である佳菜は最初から好感度MAXであり、本編内では初エッチの描写がない。既に複数回経験しているらしい。更に、ルートが分岐しないため必ずいろはと浮気する格好になってしまう。安価なゲームなため多くを求めるのは酷だが、なんとかならなかったのか。
・サブキャラの千尋や愛鈴は非常に魅力的だった。十分話を広げる余地はあったと思うので、価格を上げ、内容を豊富にして勝負しても可能性は十分持っていたように思う。
・シナリオ量自体は価格相応。もしくは少し少な目。
・ボーカル曲は1曲のみ。OP曲がエンディングでも使いまわされる。
・BGMもなかなかセンスがあってよい。
・システム面でも特に不満はない。立ち絵遊びなどのオマケ機能も充実。
・演出は目パチ、耳可動、表情差分をカバーするエフェクトなどが多数盛り込まれており、印象が良い。
・エロ度はさほど高くない。ケモノ特有のプレイもないので、そういうのを期待していたユーザーはがっかりだったかも。3Pもたいして使えない。
・エロ量は価格にしては無難なところ。ギリ合格ラインを下回る程度。
【最後に一言】
眷属にしたってのは、具体的にどのような行為だったのか