様式美の王道ファンタジー、やり終えてスカっとしたい方オススメ
巨乳シリーズ4作品目です。
初代巨乳ファンタジーと同じく出来損ない扱いされる主人公が立身出世していく物語です
ストーリーは左遷され、そこで手柄を立てのし上がっていくという似通ったもの
序盤の成功は運や懐柔のところでちょっとゴリ押し感がある部分も多く設定の粗も目に付きます
ですが言葉のやりとりで敵対者をやり込めていったり、仲間に引き込んでいき
大悪を倒す物語はやはり読んでて気持ちが良いです
初代のリュートと比べそこそこの名誉欲もあり、やり手な感じの描写が多いので
のらりくらり王になっていったリュートと比べて少し人間味があります
ゼビアは可愛いですが、シャムシェルみたいに能力的な物もなく
パートナー的立ち位置としてはちょっと個性が弱かったような気がします
序盤見てほとんど一緒!とかちょっと不安に思いながら進めて行きましたが
話ややりとり、悪役の立て方、味方の立て方などやはり良く出来てるなと思いました(城主ルートのエルフ王との攻防が特に
王道と捉えるかマンネリと捉えるかそれぞれあるとは思いますが
私は相変わらずの読後感がいい爽快なお話で満足できました