絵と塗りは旧りとるびっちよりだいぶ好きだが、残念ながら前作のソフト路線の方が抜けた。
CG30(内非エロ7)、回想(チャート)23。エロ1CGカットあたりの尺は6-10分。
内容はいじめの描写そのものに第一の主眼がおかれている。ヒロインの脚や手、胸や太もも、唇といった部位に男性器が接触する描写、つまるところセ○クスやフ○ラチオやパ○ズリといった、ストレートな性行為をメインに据えていない。直接的なプレイは結合部の見えない後ろ穴?があるものの、基本的には手コキ足コキのみ。オ○ンコが描写された絵が最後までなく、お口プレイすらないのは厳しい。
絵の正面ど真ん中に鎮座した主人公が立て続けに射精するシーンなどは、女の子の性的な関与がないだけにオカズ的に考えるとちょっと…。屈辱的な絶頂を強いられるという倒錯感に焦点を当てたいのはわかるが、直接的なエロ絵という視覚的手段が薄いのは、原画派・ソフト路線派にはきつい。
生徒たちの前での主人公の全裸オナニーや変態露出の強要、直接触れられずに日常道具で性器を刺激されるギャップ、クズだカスだと蔑まれ適当でおざなりな扱いにこそ興奮し、作品の雰囲気・シチュエーション・語りかけのようなヒロインの台詞を頭の中で膨らませて絶頂できる、上級者向けの内容。同人販売サイトにある音声作品の、催眠音声だけで抜ける人向けといった感じかもしれない。
あけすけであからさまながら学のある言い回しと単語が少し歳不相応にも思えるが、テキスト自体はエロい。
前作は罵倒しながらも、なんだかんだといってヒロインたちが自らの手でチ○コをしごきあげて射精に導いていてくれる絵に依存したゲームだったが、今回はより間接的精神的なシチュエーション没入型のシナリオ依存ゲーム。
主人公に対する最終的な感情も前作では最後には明確となったが、今作ではなんともいえない。ずっと、というような台詞が一つある一方、初めては好きになった人だけに捧げるつもりだという言葉。ゲーム内に限ってはそういうことだ。
プレイ時間は、3時間26分。選択肢なし。
BGVあり、BGエロSEあり、尻モザなし(尻構図自体なし)、淫語修正なし。
原画10/10 着色5/5 エロ6/15 ボイス5/5
ストーリー5/15 キャラクター5/5 テキスト7/10
音楽6/10 システム5/10 演出5/10 価格5/5