(GiveUp) あご先生、あなたからドタバタコメディを取ったら、一体何が残るというのだっ!?
え~~、非常にまったくもって例外的なまでに異常で残念極まりないことなのですが……ストラ、菊理を読み切って、穂ノ香の途中で、ついにギブアップと相成ってしまいました。この私が、ギブアップっ!? ……あり得ない。
そもそも、ショップ特典のついた若干お目目が飛び出しかねない数字の書かれた本品をレジに持って行き、我が愛すべきパートナー機器に挿し込み、嬉々とした表情でやり始めたのが、次第に鬼気とした表情へと変貌していき、そしてやがては相棒動きっぱなしのまま爆睡こいていたという危機になっていたーーっ!!
……なんて、超激烈おバカな言葉の羅列を並べざるを得ないまでに、怒り心頭に発している某であります。どうぞお許しを。
っていうかどうした、あご先生っ!? あなたの唯一にして最高のクオリティは、初っぱなも初っぱなから全力疾走するが如き、超絶ドタバタ満載のドタバタモテモテとんでもコメディでしょう。それがあるからこそ、後半の息切れ単調ラブデレスピーチを、全力で未読スキップ進行することを前提としても購入してきたというのに。それをなくしてしまったら、全文全力スキップ進行しなくてはならなくなるではないですかっ! 読むところ、なくなっちゃうじゃないですかっ!! ……いや、さすがにそれはしませんでしたけどね。
要するに、今作は変にまとめすぎている感じが非常に見受けられた。意識してか、主人公は妙にかっこよかったり、愛すべき変人たちも壊れるべきところで妙にまともだったりと、なーんか今までのあご先生らしさが出てないんだよね。で、前半がそんな調子だから、後半のいちゃデレ部分は推して知るべし。もはや、読むのが苦痛以外のなにものでもない。いいところは声優だけだ。
【俺】「うおー、冗長ーー、単調ーー、眠いーー、……ぐぅ」
となってしまうわけですよ。あご先生、お願いです、自覚してください。あなたはドタバタコメディを書くべきです。シリアスさやいちゃラブはいりません。次回作は期待していますからね、いやマジで。
ここからは余談です。
えっ、主人公はモテモテなの? 赤髪・青髪の人外生物? おかしな親父さん、しかもこれまた人外さん? ちょっと待って、これ、なんて「シャッフル」? あれー、おかしいよなー? えっ、ひょっとして俺だけ?