……評価が二極化するのもわかる気がするよ。
いったいCircusは何が目的でこの作品を世に出したのだろうか?どう考えても、コアユーザーや前作のファンを敵に回すであろうことは、想像に難くないだろう。
現在自分は今作を終えて、怒り爆発している状態です。そこでふと、他の方々の評価が気になったので、ここのレビューを拝見させていただいたが、やはりさすがですね。自分が書きたいことは、ほとんど60点以下に点数をつけている方々に書かれてしまっていました。もはやいう必要はないでしょうが、……すいません、少しは叫ばせてください。
まず絵柄。ここは多少のあらは目立ちますが、一応及第点。前作が非常に良かったため、その差がもろに見えてしまい、不満が現れてしまうのでしょうが、これが「D.C.」ではないと言われれば、それほど悪くはないでしょう。
次に声優。ここはひどい。前作の神的なキャスティングからは見る影もない。しかもサブキャラの方が魅力的な演技をしているというのは、明らかに人選ミスだろう。というより、何を考えてキャスティングをしたのだろう?特に、気になったのは美夏。実はこの声優、自分はかなり好きだったりするので、今回何故ここまで下手だったのかは理解に苦しむ。ロボットキャラということで、発音方法を変えたのかな……とも考えたが、それでも下手だよな~。
ただ、今回は異様に輝いていた声優が一人。というか、誰でも感じるでしょう。そう、「パティにゃん」の茉理こと、水橋かおり嬢である。この方の目覚まし時計は、唯一の清涼剤でした。ありがとうございました、……いや、ほんとに。
で、最後にシナリオ。ここは評価の二極化の最たる理由でしょう。だって、全てパクリなんですもん。キャラのコンセプトは「D.C.Ⅰ」そのままだったり、主人公はどっかで見た名作(迷作?)まんまだし、杏は……以下略。まあ、そんなこんなで、いろいろやってるユーザーにとっては、先が読めてしまうわけですよ。先が読めるシナリオは読んでても退屈なだけ。少しはひねりを加えて欲しいものである。しかも、ラストの急展開(音姫、由夢、杏、ななか等)や整合性のなさ(主人公が他のシナリオでは消えない!?等)は正直勘弁して欲しい。一応、ラストのさくらルートで解決してくれてはいたけど……、う~~ん。
で、結局謎を残して退散っと。しかも残った謎が、ラストシーンのほんと一部分のみ。こんなんで「D.C.Ⅲ」に続かれたら、本当に怒りを通り越してあきれるだけですよ。どうせ、さくらが報われる話しなんでねえの?
ってなわけで、自分としてはこの作品、0点を付けたいが、個人的な感情が入っている点は否めない。普通のゲームとしてみれば、まあ及第点かな、ということでこの点数です。あと、水橋嬢に敬意を表して+αです。以上、すいません、長くなりました。