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refrainさんの秋色恋華の長文感想

ユーザー
refrain
ゲーム
秋色恋華
ブランド
Purple software
得点
72
参照数
747

一言コメント

王道まっしぐらと言われるこの作品。「王道」ってなんだろう? まだまだ精進不足ゆえに、その評判に多少とまどいつつもプレイ。その結果は……?

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

自分にとって、このメーカーの作品は、今作から見ての前作、つまり「まじぷり」(+ファンディスク)以来の2作目。評判的に今ひとつの模様を呈する「まじぷり」ですが、個人的には究極ヒット作品。そのシナリオがめちゃめちゃ好みでした。そのライターさんが今作にもいる、ということで吶喊してみました。

まあ、その結果は点数の通りなのですが……。

ただし、この点数は全体のもので、個別ルートでかなり点数が変わってきます。勉強不足ゆえに、複数ライターがどのようにシナリオ作成に絡んでくるのかはわからないのですが、ルートごとにそのテキストが全然違う印象を受けました。

よかったのは真由ルート。まあ、これは翼効果が非常に強いせいだと思いますが、それもあわせて満足のいくテキストでした。っていうか、翼エンド希望……って、あるじゃんっ! あんじゃんよっ!! いやいや~、やりますね~メーカーさん♪ ではでは、謳歌しつつ、吶喊~っしてきます。

ひどかったのは英里子・香澄ルート。偉そうなことを言える身分ではありませんが、眠かったです。特に、香澄ルート。地の文と台詞文にリズムが全くない感がしました。どうでもいいところで主人公の長々とした考察(地の文)が入ったり、同一人物がこれでもかと冗長な台詞を繰り返したり、かと思えばいきなりの告白シーンだったりetc。もう、どうとでもなってください……と思ったのはこれが初めてだったり。

で、「まじぷり」の再来を思わせたのは伊吹ルート。楽しかったです。テキストの流れやそのテンポ、そしてギャグの飛ばし方、その間の置き方など、他のテキストとは一線を画するものだったと思えました。
「ガオォーー」最高。絶対これは声優効果だ。
あっ、あとスキップで飛ばしまくった部分(共通部分?)も、なかなか楽しかったです。ここも、伊吹と同じライターさん……かなあ?

……ったく、伊吹のライターに全部書かせりゃ、90点台に乗せられたのに。
……でも、伊吹のライターが「まじぷり」のライターじゃなかったら、俺って相当なアホだよね? えっ、いや、間違ってても、責めないでくださいね。今のうちに土下座しておきますから。

で、最後に……王道ってなんだったんだろう? 学園でいちゃいちゃしてれば王道? 妹で先生でお嬢様で転校生で無口は王道? それとも展開が読めれば王道? ……俺、読めなかったけど。ぬが~~~っ!? っと……精進します。

ここからは余談です。
ごめんなさい。今回は自分でレビューを書いていて、「つまんね~文章書いてんな~」と思いました。ここまで読んでくださった奇特な方、退屈な文章につきあわせてしまい、申し訳ありませんでした。……だって、眠いんだもん(←無責任)。