これぞ癒しゲー。まったりしたい方には、是非ともおすすめ!!
ずいぶん前にやったゲームなので、思い出しながら書いています。
まず、特筆すべきはその雰囲気。ほのぼのまったりとした世界観(ひよこ館)に、めちゃめちゃドタバタのキャラクター達。このギャップには、プレイする方々を画面へと引きずり込む力があります。修羅場も全くなく、癒しゲームとしてはほぼ完成したものがあると思います。
さて中身ですが、絵柄はこの業界では有名なかんなぎれい氏。非常にかわいらしい絵柄で、立ち絵からしてすばらしいです(やや、CGで顔が正方形・角張った感がある気もするが)。システムも、それほど気になったところはありませんでした。そして、特にすばらしいのが声優陣。幼なじみの方が、やや棒読み的な感はありましたが、全体的にハイレベル。特に茉理の中の人は秀逸です。「君望」等にもいらっしゃる方なのですが、この人の演技は抜きんでています。是非とも聞いていただきたい声ですね。しかし、それだけに攻略できないのはくやしい。……ただでさえ、この方は出演作品が少ないというのに。 すいません、少し愚痴りました。
そして、気になるシナリオですが、好みがあると思いますが、自分としては……普通ですかね。この手のゲームによくあるご都合主義感がやや見られる点や、「ネコ魔法使い」「主人公が夜にネコになる」といった、非常に料理したくなるような素材が生きていなかった点など、不満が少し見られたので、こちらで少し点数を引きました。まあ、雰囲気ゲームなので、上記のことを生かすには難しいというのはあると思いますがね。
という感じで、いろいろと語ってきましたが、まったりほのぼのしたい方、私のようにドタバタ大好きな方には是非ともおすすめです。