VBシリーズの正統進化。このシリーズが好きなら楽しめます。
今作は前作とは違い、前々作のシステムがベース。VBFの良さをVBAに取り入れ、更に新システムを追加した感じです。
それではまずは追加されたシステムについて。
今まで複数の師団を持っていてもひとつしか使えなかった点を解消するレギオンバトル。
まだイマイチ仕様を把握してない部分はありますが、このシステムのお陰で「このボスどうやっても削り切れない……」という状況がある程度解消されます。
前作はこれをエンカウントバトルでやってましたけど、エンカウントバトルじゃシッカリ指揮できないので一方的に蹂躙されることもしばしば。
一周目じゃ神獣と戦う際にはレギオンバトルをすることが前提になってますし、強大な敵に多くの仲間で戦いを挑むと言う状況が再現できるのでとてもいいシステムだと思いました。
リンクシステムはイマイチ把握してません(
続いてユニットについて。
今作、一周目から今まで周回前提だった強ユニットが使えます。
前作でもチートとして名高かったマスターブレイド等の不死ユニット勢、一体入れておくだけでかなりの戦力増強になる青龍朱雀白虎玄武、更に新ユニットであるルキフェルなどなど。
敵の神獣も結構ぶっ飛んだ強さしていますが、こちらもぶっ飛んだユニットを使えるのでさほど苦になりません。
武将もなかなかいい性能をしており、竜巫女ミリアやシグレがかなり攻撃的なスキルを持っていて強いです。魔導大公もエリキシルブーストで前作の暴くロカセナと同じことが出来ます。きっと高難易度で役に立つことでしょう。
まだユニットについては研究中ですので大雑把なことしか書けませんが、こんな感じです。
こいつらのお陰で一周目でも「オレTUEEEEEEEEEEEEEE!!!」ができるので戦闘ではある程度快適に戦えるのではないでしょうか。
ゲームバランスについて。
前述のユニットの話の通り、ユニットに関しては完全にプレイヤー側がインフレしています。
こと戦闘に関してはちょっと温いかなーと。
高難易度になると話はまるっきり変わってきますが……。
今回自決自爆持ちが相当多いですが、自爆障壁や自爆結界のお陰で対策できる点も上手く調整されてると思いました。
それから結構言われてますけど中盤あたりで一気に敵師団が増えてきて、師団が足りない……押し込まれる……ってなります。
まあ、こんなことを難易度ノーマルやハード程度で言っている人はただのゆとりですね。
これに関しては牢屋を設置することで解消可能です。牢屋は移動を阻害する部屋で、ここを通ることに寄って進軍速度が一気に落ちます。
移動量が多い敵を奥で待ち構えて全て撃破していけば敵もどんどん減っていき、楽になります。
撃破に関してはユニットが強力なので苦にはならないでしょう。
それでもダメな場合はダミー階段を使いましょう。これらを上手く使えれば別に苦でもなんでもないです。
総じて、迷宮を上手く使わなければいけないという難しさはありますが、戦闘は楽なのでゲームバランスは割といい感じかと。
まあ、このシリーズは難易度上げてバーサークモードにしてゲームバランス崩壊させてからが面白いところではあるんですが。
シナリオについて。
概ねいつも通りですが、いつもと違うと感じたシナリオが4章と5章です。
この2つは順番が入れ替わりますが、どちらもいつもとは違い、「ヒロインを倒して仲間に引き込む」のではなく、「ヒロインと協力して強大な敵を倒して、仲間になってもらう」と言う内容です。
これはいつもとは違うと思いました。
それでも大きな流れは同じなので、まあいつも通りです。
いつも通りでも面白いと思えるのはやはり王道なパターンで、形式美になっている部分もあるからなのかと思います。
エロに関して。
いつもぶっ飛んでお気に入りのシチュがあるんですが、今回はそれがなかった気がします。
D以前のは記憶から薄れて思い出せないのですが、VBEではジルの最低セックス、VBAではゼラチナスキューブ、VBFではティルカとリグレットの狂堕ちが好きなんですけど、これに匹敵するものがなかったかなぁと。
強いて言うならミリアがレアガチャにされる奴とかミリアがテリアを躾けるのとかですかね。
それでもここまでぶっ飛んだシチュをしてくれるゲームもなかなかないので楽しませてもらいました。
バグに関して。
今回はいつもより致命的です。
パッチを当てましょう。
まあ、ここの会社は初動組は確実にバグにさらされるんで慣れてますけど。
致命的なバグを解消したver.1.02が出るまで3日程度だったので、まあまあ迅速な対応かと思われます。
期待していただけあって面白かったです。
VBFとでは流れに違いがあるので好みの差は出てくると思いますけど、VBは安定して進化を続けていると思いました。
次回作も期待しています。