師団組むのが楽しく、ストーリーは薄味。よくもわるくもいつものVB。
ストーリーはいまひとつ。
主人公も三勇者も好きになれていない状態で長々と戦闘シーンが描かれて序盤の時点で読み疲れた。
戦闘シーンを削ってヒロインたちの肉付けに力を入れてほしかった印象。
具体的な描写が少ないことでヒロインの属性が記号的になっているのが残念だった。
カオスルートが淡泊だったのもマイナス評価。
ストーリーの大枠は変わらず、ヒロインのキャラが薄いので悪堕ちが無味無臭。
悪に堕ちたからこその新しい魅力が増えたりもなく、全員がクズになって主人公含めキャラの魅力が減少しただけ。
魔族繁栄はロウルートでもできているわけでもうちょっとなにかほしかった。
キャラクターはよしあし。
敵役の三勇者、アルカーラ、イシュタルはそういうキャラとしか感じなかったものの、
味方側のイシュタル、リンリン、アリス、ルーリエ、イーニアは描写に恵まれていて好きになれた。
リンリンがいて本当に良かった。
SLG部分はいつも通りに満足。
全体的にUIが不親切なのでシリーズ未経験者は戸惑う部分が多いだろうなとは感じたり、
高カロリーに胃もたれをおぼえたりはあったものの、補って余りある面白さはあったので結論としては文句なし。
十分に楽しめたけれど、しこりが多かった一作。