名作になりそこねたが、遊べる良作
ストーリー重視ながら、バトルもそこそこ楽しめるいいバランスの良作RPG。
本編とアフターストーリーの二つで構成されている。本編が15時間程度、アフターストーリーが5時間程度のプレイ時間。
主人公、パーティメンバーが全然違うため、全く違う作品2本を一つにまとめたような作品。
個人的に違和感を覚えたのは、登場人物のほとんどが女である事。かわいい女の子がたくさん出てくる作品は大好物だが、男が全く出てこない世界観はどうなんだろうと思う。
フタナリが出てくればまだ分かるんだがww
百合百合な要素もあるので、この手の作品が好きならばお勧めかも知れない。
とはいえ、やや不快なシーンもあり、キャラも一部お亡くなりになるため、一本道で最終的にハッピーエンドになるとはいえ人を選ぶストーリーではある。
バトルは雑魚が固め。レベルアップで全快する上にレベルは上がりやすい。従って、全体技をバンバン使って早期決着を図った方が楽にテンポよく進む。
ボスもやや固めだが、準備を怠らなければ勝てるレベルである。
装備の更新を頻繁に行うわけではないので、本編ではパッシブを取ったりしないときつい難易度。
敵のエンカウント率が高めでかつMPの消費量が高めなので、ダンジョン探索はMPの枯渇に悩まされる。MP回復アイテムはしっかり準備したい。ボスは基本長期戦であり、だいたいMPの枯渇との戦いになる。
惜しいと思う点がいくつかあって、まずは誤字脱字誤変換が結構目立つ。
アイスタウンで道具屋がないのが個人的に不満。わざわざグラム城下町まで買いに行くのめんどくさい。
バトルのテンポが速く、エフェクトが派手でダメージが見えない時がある。ヒット数とトータルダメージが表示されるというのは良いのだが、弱点と耐性を知りたいのに見えないのは不便でありもったいない。
あとはアフターストーリーではバフ係がいないので純粋に力のぶつかり合いになる。
別にそれでも嫌いではないけど、本編のように頭を使う要素がある方が個人的には好み。
本作の最大の長所はユーザーフレンドリーで迷わないようにちゃんとサポートされている点である。
逆に隠し要素を探すタイプの作品が好きな人には向かないかも知れないが、初心者でも割と遊びやすいのではないだろうか?