二人きりというより、いろんな人の想いが作り上げたエデン
ネタバレ注意
もっと感傷的に来るかと思ったら、意外に理性的な感じだった。
そのせいか、涙腺崩壊度は低め。それとも、こちらが冷静な目でプレイしてしまっていたか?
ただ、強くあることを続けてきたシオンが、だんだんと感情を露わにしてゆく過程には何度かうるっと来た。
好きなキャラは予想外なことにラヴィ。もし自分が亮だったらこっちを支えてあげたいなあ、とか思ってしまった。
でも亮のことだから、ラヴィが想いを秘めていたとしてもなかなか届かないんだろうねー。
印象に残ってるシーンは、たしか終盤で亮が回想してたような気がするんですけど。
故郷へ向かう途中か、来て間もないころか忘れたけど、シオンが丘を駆け上って、楽しそうにはしゃいでいるところ。
犠牲はあったものの、願いが叶ってほんとに良かったと思う。
稲葉の後悔、ラヴィの苦悩、エリカの想い、亮の決意、人々の願いを担い頑張り続けてきたシオンだからこそできた、救いのシーンだった。ラブストーリーもいいけど、このシーンがシオンの本当の役目だった気もする。
いやーでもラブラブチュッチュも良かったなあ。弱ってきちゃってるんだなあ、なんて物悲しい感じが切なかった。
最期の会話にも涙腺を少々やられてしまった。エンディング後には喪失感で鬱になる。
もっと感傷的かつ集中できる時期にプレイしとけば、より物語に感情移入できたなあ。