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onomatopeさんの催眠学園3年生の長文感想

ユーザー
onomatope
ゲーム
催眠学園3年生
ブランド
筆柿そふと
得点
81
参照数
2575

一言コメント

BLACKRAINBOW、烏賊氏の「催眠術」の系譜で、ミドルプライスながら催眠モノの押さえるべきところを押えた良作。

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

☆総合点81点
・CG(20/20点)
単純に大崎シンヤ氏の絵が好みなので。

・ストーリー・シナリオ(18/20点)
催眠術を行使できるようになるきっかけが突拍子もない。まぁ催眠モノは得てしてそういうものだけども。
催眠術をかける過程は、必要最低限な部分だけ押えている。
だが、抜きげーである前提を踏まえればすぐHシーンに入れるのは好印象。
また、本作は全員釣り目巨乳キャラだったため、貧乳キャラや垂目系のキャラクターが一人くらいいたほうが良かったかなと思う。

・エロ(18/20点)
ミドルプライスで、ターゲットを4人に絞ったのが功を奏している。
4人ともに絶妙にかぶらない催眠シチュエーションでのHは見事。
ざっくりと、催眠術により常識を改編させられるパターンと自覚しながらのパターンがある。
後者では特に、「堕ちる」過程が丁寧で、抗おうとするも快楽に溺れていく描写はぐっと来る。
そして、それらすべてが計画通りだという達成感は気持ちがいい。
ただ、城崎 琴美(生徒会長)のあえぎ声が「汚い」。低い声で「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」という感じといえば伝わるだろうか。便をひりだすような声。彼女はアナル調教がメインのキャラなので、裏を返せば熱演ともとれるが・・・。
聞いていて気持ちいものではなかったため減点とさせていただく。

・ゲーム性(10/20点)
持論として、エロ「ゲー」ならば安易に紙芝居とせず、ゲーム部分もしっかり追及すべきとの考えがある。
RPGならば、それをどうエロと絡めているか、独自のゲーム性を作出しているのか等が評価対象。
残念ながら、本作は、キャラクター選択でストーリーを進めていくものであり、ゲーム性として特出したものはない。

・システム(15/20点)
押さえるべきところは押えてある。

音楽未評価(興味がないので)