Dies iraeの続編と聞いたので購入、素晴らしいFDだった。
作者のクセが強いテキストと、外来語を徹底的に排除した縦書きが見事に合わさっていた。
正田作品の中では一番よかったんじゃないかな。
墨を取り入れたじぃゆうすけのイラストも和風っぽさが全面に感じられた。
与猶啓至の音楽、とくに前作の和風アレンジを聞いた瞬間テンションがやばい上がった。
つまりこの三人がうまい具合に調和して和風の世界観を存分に引き出せたと思う。
そしてこの作品以降この三人がタッグ(トリプル?)を組んだだけで安心してしまう自分がいる。
ディエスイレから引き続き登場するキャラクターの感情移入っぷりがもうやばい。
自分的に一番よかった場面は龍明の「ジークハイルヴィクトーリア」と言ったシーン。
獣殿を思う一途な想いに感動た。
前作にてキャラクターの個性や思考がめっちり埋め込まれてるので、
今作で一から説明しなくとも、場面の展開を重視するだけで感動できるのがFDの強みだと思ったとさ。
追記
自分勝手で自己中心的、そんな世界に私たちは生きてると思いませんか?