2014年の覇権を握る可能性すら示唆された、超弩級のハートフル学園もの。
残念、シナリオゲーとかそんなんじゃねーから^^
結論だけぶっちゃけると、CLOCKUPのネームバリュー以上のものでも以下のものでもない。
「従来のCLOCKUPの可動域を超えた、なにかしらのシナリオ性を追求したゲームかも!?」
などというワケのわからない妄想を抱いていた勘違いヲタちゃんハイサヨーナラ() 感がMAX。
そんな意外性のある超大作でもなんでもなくて、クロアプの範疇でできる限りのスパイスを持たせた作品。
それは『euphoria』の時も同様で、こういったものが “クロアプなりのやらかし方” として定着していくのだろうと予想される。
ゲーム概要としては、“フラテルニテ(友愛)” をテーマというかキーワードにして構成された、半陵辱半純愛型(ここがコンセプトかもな)の抜きゲー。
主人公は愚直おせっかいテンプレファンタジーラノベのような人物設定。
メインヒロインはPVに出てくるアノ子なのだが、これをヒロインとして受け入れられるかどうかはユーザースペックのお察しどころ。
まぁ…わかるよね?
【キャラ】
白坂大智:ことごとく鼻を挫かれるGoTo鬱主人公としては90点レヴェル。
星野円夏:最初空気なのにリョナられ具合がダントツで笑えた。
桧垣 瑛:ザ・好青年の印象づけとその返し方はあっぱれ評価。
神村 愛:神ヒロインきたんじゃね?
【シナリオ】
様々なENDが用意されている中、あらすじを追うだけでそっ閉じしているパターンも幾つかある。
制作期間にそれほどの余裕はなかったのだろうと受け取れる。
個人的に期待はずれだったのは、塾長の脱法ハーブ不正入手のフラグが検挙タイーホとかそんなような展開に収束されなかった点。
その場合、頭が幸せなユーザー的にはブヒィィィなゲーム色になったんだろうけどね。(僕です
というか、あらゆる場面で竜頭蛇尾と言いましょうか…放置してない伏線にしても扱い方がすごくおざなりで、毎度インパクトに欠ける あー、へー、そうなの 的結果に行き着く場面ばかりでライターにやや激おこ状態。
ちょっとやる気あるんですかねー?
PRである “かならず――君を――救ってみせる――” (ドヤァ
は、釣るにはイイやり方なんだけど、内容面であまりにないがしろにしすぎるとそれはそれで製品的な問題が浮上しかねないからもう少し考慮してほしかったというのが本音。
路線として、お葬式シーンとか喪服ゲーとか そういう話ではまったくなくて、陵辱エロの方面にシーンが寄りすぎてたのはまぁ「でしょうね」って感じなんだけど、予想してたひとつのイメージとは違っててちょっと肩透かされた気分。(アンニュイ感
【最後に】
批判めいた感想を書いてはいるものの、他エロゲの有象無象がレベル低すぎなので相対的に高評価という形になります。