調子乗っている奴を見てたらぶん殴りたくなるヒトはちょっとやっても良いかもしれない寝取られ物。
適当に。
寝取られものは寝取られものでも、ちょっと変わった芯が有る作品。若干寝取られに対するアンチテーゼみたいな側面もあると感じられた。
ラストはカタルシスを感じるかもしれない。
実際寝取られて妻もノリノリになってきたらきちんとそれ相応の行動するよね、と言う話。んなの我慢できるわけ無いです。
話の流れをうろ覚えに書いていくと。
序盤~中盤後半くらいまでは良い感じに救いのない寝取られっぽく進む。妻を寝取られて鬱勃起するヘタレMと化す主人公。僕は変態なんだふひひ的な。
けれど、後半、精神的に参ってる主人公は気付かぬうちに積もっていた状況の寂しさからか壊れてしまい、お隣のショタと関係してしまう。
この当たりはちょっと展開が強引だけど、きちんと物語の重要な場面として機能している。つまり、ここでこの純真な少年を良いようにしてしまうというサディスティックな快楽を覚ええるんですよね、主人公。(シーン自体は引いたけれども妻が糞ビッチ過ぎて純真なショタにギャップ萌えしてしまった僕。ていうか僕も主人公そうとうキてる)。ショタもショタで、直前に母親の浮気現場を見せつけられて、子供よりも浮気禿げ親父のチンポの方が良いいぐいぐいっちゃうー的なことを母親に眼前で言われてしまって初めて見た性行為の気持ち悪さと相まってショック状態。逃げ出してえぐえぐ泣いているところに、普段からそれなりに仲の良い優しい主人公がやってきてアレな感じに慰めたものだから、性知識の無さも手伝って主人公の狂気に染まってこの人しか居ない的な依存ラヴを抱いてしまう(具体的には遺伝M気質をデロ甘依存風味に覚醒させる。ああ、可愛いなあ←という自分に危機感を覚えるんだけれどもやってみればちょっとは分かってくれると思う。分かるヒトには分かると思う)。
で、その後お隣さんのショタを犯す日々を送る主人公は自分が受け身になっているのが馬鹿らしくなってくる。
まあ、夫婦と寝取り男との間では、もう浮気公認的な流れが寝取られ見せつけセックスの勢い的茶番の中であったんだけど、ショタを俺色に染め上げてやるぜ的Sっ気に目覚めて味を占めちゃった主人公はこの状況に対して冷めちゃっう。何やってんだろう自分馬鹿じゃねぇ、と冷静になっちゃう。
でそれからは妻に対してそっけなく接するようになる。
すると妻がなんだか知らないけれど不安そうにしてくる訳です。で旅行行こうとか若干媚び始める。
そりゃあそうだよね、だって、夫婦関係という安全安定があるからこそ妻は素人撮影とか浮気するしているわけで、浮気中ぼろくそに言ってたってその庇護をリアルで無くしてしまったら安定のかけらもない生活が待っているわけだから。
寝取り男達も都合良く金なんて持っていないだろうし、そもそも性欲だけの関係である寝取り男達にとって妻はオマンコさせてくれるだけのビッチなセックスフレンドな訳でして、そんなの妻だって分かっているだろうし、甲斐性なんて求められないし求められても困る訳です。放り出されたら就職するのにも一応寝取り男が薦めた素人撮影という伝があるにはあるけれど、そんなの長く続くわけがない年齢とかも考えなくちゃだし。安定、安定、安定。不安定だけど絶大な快楽に慣れ始めた女がちょっと後ろを振り返って求めるものです。安定、安定、安定。
で、あの旅行行こうのシーンが挟まるんだと思う。
まあ実際に妻がそう思ったって描写されている訳じゃないけれど、あんだけ悪し様に言った主人公に媚びるように「旅行行こう」とか行ってくる程度にはこの妻もヘタレなのであった。でも当たり前の話。人間金という後ろ盾がない限り強気には慣れないよね。この辺は子供と親の関係に似ているとか思った。
主人公はそれを見透かしてか、機嫌取りに行こう行こう媚びる妻に机とか拳で叩いちゃて相手をビクつかせながら、「僕、仕事有るし寝取られスキーですから寝取り男と行ってこいよビデオレターよろしくアハハ」と断る。で、それを見た妻はすぐに真に受けて不安の名残を振り払い「あ、この人チョロ~い。それに私が寝取られて喜ぶ変態だから・・・・・・」みたく勘違い。裏では完全に冷め切った主人公が寝取り男とかから送られてきた物的証拠とか状況的証拠とかでガチガチに固めた離婚調停を進めてるんだけど。
途中サブキャラであるお隣の小春の浮気仲間のショタに浮気セックス見せつけたビッチ妻の心をバキグシャドカアーっと折ったりして(このシーン凄く・・・・・・カタルシスです。声優さん誰かしら無いけれど、言い演技してくれた。相手の心を抉る、虐げるって気持ち良いよね。寝取られもこの辺から来ているのかな。まあ、ショタと主人公は大切な人間が望まぬ性的快楽にふけるという醜さを図らずも浮気妻に見せつけてしまう)。
で、ラスト、ヤンヅマ小春を法的に脅しながら離婚を強要。当然妻は恐慌ですよ。焦りに焦ります。おきまりの台詞である愛しているとかお寒いことも口走ってしまうんだけどあっそ、明日から出てってねと突っぱねて主人公は眠いから寝てつまは悲鳴を上げてエンド。ややエンド弱い。もっと絶望させてやれればいいのに。
主人公、状況に甘んじる奴は馬鹿だ自分で快楽を勝ち取って行けよみたいなこと言ったり言わなかったり。
以上
以下つらつらとさらに適当に。
終わってみて、なんていうか、やっぱり調子に乗っている人がいるとその人の顔を苦痛に歪ませたくなるよね、という事を再確認する。
いじめられるのも良いけど、やっぱ人間いじめるのって大好きだよ。むしろさ、いじめられている状況から逆にいじめ返すとかものすごく気持ちが良いことなんだ。少ないけれどそう言うジャンルもあるし、成り上がり者とかが楽しいのだって根本にそういう要素があるからだろうし。
って、こんなジャンルから気付かされるとは思わなかったんだけどね。でも圧倒的優位に立っていると思わせといてそれを嗤ってやりながら突き崩して絶望させるというギャップ萌えも寝取られ物の可能性としてはあるんだなあって気付いた。
多分最後のあのシーンのためだけに寝取られシーンがあったのだとか言ったら勿論言い過ぎだけれどもねー。僕はそう思えた。すごく琴線に触れるストーリー。
寝取られ物って普段は最後に寝取り男の方に感情移入してしまう。だって寝取られ物の主人公とか、なんでこの人達こんなに去勢されちゃってるんだろうって思うくらいヘタレてるしね。コトノハさまではないけれど、あの寝取ってやったぜみたいな自信満々顔を泣いたり笑ったり出来なくする方が万倍楽しいって思うのに。主人公なに絶望に浸ってんのだったらそれ憎しみにベクトル変換して殺しでもなんでも行動してけよおいとか言うのが面倒臭いくらいに均一にヘタレてるものだから、寝取られ、これは主人公を虐げるそう言う作品なんだろうと完全に寝取り男達応援してたんだけど。
でもこの作品ではちょっと違って良かった。ぬるかったけれど。
途中で主人公にショタに対するSッ気を覚えさせることででヘタレから脱却させているっていうのは誰も思いつかねえっていうか思いたくないよね。まあショタの母である浮気妻の前で、逆にいぐいぐいっちゃうー的なセックスを調教済みショタとするとかお前どんだけだよっていうね。あの浮気妻の狼狽の仕方が良い感じに笑える。変態だよねそりゃあ。でもショタもショタで完全に調教されちゃってるわけだからしれっと浮気妻に追い打ち。遠回しにお前が悪いんだ的なね、まあ浮気セックスでスッキリしたあとじゃあアレは心折れるよね。
まあこの後多分ショタと関係させたのは傍目から見てもこの調子乗っている浮気妻を絶望させるためだったのだと気付いた・・・多分ね。でも甘えてくるショタは可愛かった。これがギャップ萌えという奴だろう。
まあ、そんな感じでおしまい。