冬茜トムさん、天才ですね。ここまで計算されつくしたシナリオ、この人にしか書けないでしょう。あとこのゲームに足りなかったのは、感動だけだと思いますね。これで感動できれば、100点つけられる最高傑作だったかもしれません。このゲームに90点未満つけてる方たち理解できないのですが、やっぱり泣けないと評価されないんですかね。これに勝てるゲーム、そうそう無いと思うのですが。
冬茜トムさん、小説家で例えるなら東野圭吾さんみたいに頭の良い人ですね。すごいとしか言いようがないです。面白いし、キャラも魅力ある。エロも頑張っているし、しっかりと作り込んでいます。『アメイジング・グレイス』の方が最大瞬間風力は上だと思いますが、作品全体で見ると、こちらの方が上だと思います。
大地震を起こすトリックは、「こんな方法あるんだ。よく思い付いたな」と感心しました。
あと、どうでもいい事ですが永久機関と言えばアントニオ猪木さんの永久電池を思い出しましたよ。
ヒロインは4人とも魅力的ですが、メリッサが一番好きですね。あと、サブキャラの万斎さんが、すごく良いキャラでした。
物足りない点としては、keyとかと比べると音楽が少し弱いかなと思います。悪くはないのですが、泣きゲーの感動的な音楽と比べると、印象に残るような曲がなかったかなと……。
それとミステリートレインの成田さん殺害の返り血の件ですが、ナイフや包丁で殺したのなら、確かに返り血を浴びるかもしれません。しかし、拳銃なら離れた距離から撃てるのだから、そもそも返り血が前に飛んでも浴びない可能性もあるのでは? と思いました。
でも、本当に素晴らしいゲームでした。とにかく、冬茜トムさんのすごさに脱帽しましたね。間違いなく今年の最高傑作だと思います。