地雷という程ではないが、期待外れだったのは確か
内容としては「つよきす」「みにきす」の焼き直しに新キャラを付け加えた内容となっている。すでに1人1人のキャラが確立されているし声優陣も変わりないので違和感なく入る事は出来るのだが、いかんせんシナリオ、演出がイマイチどころかイマサン、前作が名作だっただけに粗が目立ってしまう。プレイしたシナリオを5段階で評価してみると。
姫ルート→2・・・シナリオの内容が薄い、前作の一番良かったシーンも省かれ最後まで盛り上がりに欠ける内容。
良美→1・・・前作と大差ないかなぁと思っていたが、後半のクライマックスでHR中に学校を飛び出して駅まで良美を探しに猛ダッシュしたレオ、ここまではいいのだが、良美を見つけた時の1枚絵ではレオが制服ではなく私服になっているという矛盾、そして極めつけはエピローグでの良美の1枚絵、残暑の季節にマフラーとコートは無いでしょう。
乙女→2・・・レオと結ばれる過程が単に惰性のみで終わっており、前作のような熱い展開が一切無い、今回イベントの核になるハズだった竜鳴祭が普通のイベントで終わってしまっているのが大きな要因。またテキストでも誤字、同じ台詞の連続があったり、乙女とレオのプリクラシーンの1枚絵はフライング気味に表示されており感動も半減。
近衛→2・・・みにきすをプレイしてない人は完全に置いてけぼりなシナリオ、個人的に、お気に入りのキャラだっただけに残念で仕方ない。ちなみに、みにきすの近衛シナリオは5点評価。
この時点で完全にヤル気が萎えてしまった、一応、新キャラのシナリオだけはやってみるつもりではいるが、なごみルートとカニルートは前作のイメージを大切にしたいので、やることはないでしょう。2次創作物と大して期待もせず購入したので、そこまで大きなショックは受けなかったが、期待して購入したファンの怒りを買うには充分な内容だと思う。昔の財産で、それなりに売り上げは出るでしょうが、きゃんでぃそふと社の未来は暗いですね。