ループアニメーションの質自体は悪くはないが、もはや代名詞になりつつあるクリック操作の煩わしさとセリフ・テキスト量の明らかな不足が大きなマイナス要素。
まず良かった点は声優のキャスティング、またキャラクターの造形にも安定感があること。
逆に言えば良かったのはこれくらいで値段を考えると満足感はかなり低い。
和姦や半強制など1人1シーン計12種類のシーンが用意されているが
共通して言えるのはヒロインのセリフの量がかなり少ないという事。
パンツをずらしたり指で弄ったり挿入したりと
マウスを使っての操作を要求されるがそれに対するヒロインのセリフが短く
また挿入後も話すコマンドやヒロインの口元を度々クリックしなければ
セリフすら流れない(進行しない)まま短いループBGV+ループアニメが繰り返されるだけで何の興奮もない。
話すをクリックしてもヒロインのセリフは平均1~3送り程度しかなく
射精についてもクリックすると数回のピストンの後ドクンドクンと音とアニメーションで表現されるのみで
ヒロインの反応はかなり薄い。(セリフとして反応を得られるのは射精が終わった後の感想しかない。)
つまりは、
マウス操作によるアクションを起こしてその後はじっくりアニメを楽しむというコンセプトではなく、
複数回のマウス操作やクリックによる行為そのものを楽しむというコンセプトの作品であるのだろう。
挿入など1アクションごとのヒロインのセリフが10送りくらいの分量があればクリックの煩わしさも解消されるのだが
過去作と比較しても明らかに少ないので、とても興奮に至ることはできない。
家庭教師のシーンは作文の朗読として割と長めのBGV(セリフ扱いでないので字幕は表示されない)があるので
その部分は良かったのだが……。
H動画総数:625ファイル
ボイス総数:1923ファイル
とあるが、短いものも細かくカウントしたらそうなるのだろうが
プレイした実感としてはまるで感じない。
単純にループアニメーションだけを眺めることで満足できる人なら良いのかもしれないが
エロゲにある程度のセリフ量を求める人にとってはオススメできない作品。