ピンポイントブランド久々の寝取られ作品。今回も基本を押さえた作りではあるものの過去作と比べるとイベント絵で見劣りする。また熱量も感じなかった。
このブランドとしては『ケダモノ（家族）たちの住む家で』から3年半振りの寝取られ作品。
シナリオ、各シーンのボリューム、ボイスの質など基本的に低価格を感じさせない作りなのはこれまで通り。
ただし、過去の寝取られ作品と比較すると見劣りする部分がいくつかあり
特にエロゲーの要ともいえる原画の部分では一段落ちる印象を受けた。
ヒロインの立ち絵は可愛いのだが、イベント絵になると余り似ておらず
中でもキスシーンはどこかデフォルメを感じさせるような絵でかなり気になってしまった。
カメラを引いた構図のものも複数あって、グッと来るイベント絵は3枚ほどと少な目。
この辺りの不満はサンプル絵を一枚一枚見て貰えればなんとなく伝わるのではと思う。
『ケダモノ（家族）たちの住む家で』と比較するのは厳しいかも知れないが
同様の構図が多いのと、絵以外でこれといった差があるわけでもないので
その点で比較して見劣りする部分があるとどうしても減点対象になってしまう。
声優に関しても技量としては十分なレベルではあるのだが
やはり「新鮮味がない」という感想は持ってしまう。同時に新人が育っていないエロゲ界の問題も感じさせる。
主人公が知らない間に、同じ野球部員に寝取られるシチュエーションや
規則を破った代償や罪の意識を刺激する設定は一見の価値はあるものの
『ガテン系』のような深い因縁があるわけでもなく、繰り返し見たいと思えるシーンは少ない。
ただ、部活動のマネージャーというクローズドサークルでの陵辱行為は独特な陰湿さがあり
その点では評価したい。
このジャンルに求めている主人公目線での焦燥感について言及する気が起きないのは
初めから期待していないからかヒロイン視点が大部分を占めるからか、分からない。
ただ、過去の売上から考えても作られて然るべきだった寝取られ作品が
この数年間出なかったのはそれだけの理由があるのか、過去3作品にあった熱量のようなものは感じられなかった。
備考：
序盤のフェラシーンの冒頭で声優さんのNG部分がカットされずに入ってしまっている。
一通りプレイしていれば気が付く部分なのでデバッグはもう少ししっかりして欲しい。
同じOZシナリオである『フタレター』でも同じ事があった（まさかワザとではないとは思うが……。）
投票POV
寝取られ属性：B 主人公がほぼ不在
お口でGO!!：B 量はそこそこだが質は並