エルフという種族への偏見等が寝取られの陰鬱さと相まって独自の効果を生んでいる。絵は肉感的で良いが惜しい部分もあり
ごく普通の幼馴染のお姉さん寝取られとなる所を
エルフという属性を付与することで寝取られる理由から始まり
周囲の奇異の目、マイノリティへの弾圧など陵辱要素にも様々な相乗効果を生んでいる。
脅し文句自体はやや強引な部分はあるものの
種族間の問題にまで発展することが自然と想像できることから
物語として設定段階から成功している好例だろう。
絵に関しては、肉感的で立ち絵も魅力的で良いのだが、
どうにも唇や顎のライン辺りの描写が苦手なようで
特にキスシーンやフェラシーンなどで違和感のあるCGが多かった。
精液表現は濃く、アヘ顔も問題なく描けているので、
あとは顎の骨格や構造さえしっかりしていればと、とても惜しく感じた。
シーン尺は平均的だが、フェラ系のボイスがテキストに対してやや短めなのと
バックグラウンドボイスをオフにしてプレイすると
少しヒロインのセリフの回数自体が不足している感があるのでそこは減点対象。
（挿入直後にセリフが無かったりする）
寄りやパンなどの画面効果が適度に使われており臨場感があるのも良い。
同じゼミ生の前で行為をさせられたりと羞恥要素をエッセンスにしたプレイも
異種族を対象としたエロにマッチしている。
男主人公がおおよそ第三者視点で描かれているので
そこは寝取られとしては弱くなっているが、
上記の点さえ気にならなければ寝取られ要素のある墜落物として及第点以上の作品だと思われる。