シーン尺に物足りなさを感じる。表情が不安定で決して上手いとは言えないイベント絵に頻発する局部アップもマイナス要素。題材は目新しいが実際の所は……
組長の孫娘が主人公というのは9年経った今でも目新しく
初めのうちは期待感もあって楽しく読めた。
しかし、里緒の最初のエロシーン辺りで
結局は明らかに胡散臭い男に脅されて犯される展開だと判りテンションが急降下。
また、立ち絵は可愛らしいものの
サンプルCGでも気にはなっていたがエロシーンのイベント絵は表情が不安定で
(特に看護師の杏子に関してはサブ原画と思われるものが大半を占める)
無駄な局部へのアップも多くイライラさせられる。
昔の作品はこういった局部アップが多かったかなと思いながらも
オプションでオフにする機能もない為
差分絵の少なさを誤魔化す意味合いもあるのだろうと推測してしまう。
各エロシーンのボリュームも当時の抜きゲーと比較しても平均~やや短め。
喘ぎにしてもフェラ音声にしてもひとつひとつのセリフが短く、
終盤になっても長文でおねだりするような場面は少ない。
今となっては珍しい陵辱もので希少性はあるものの
黒人や浮浪者との輪姦などの割合も多く、作品の方向性にブレを感じる。
個人的にはもう少し登場人物が知略を凝らした上で
敵方の組に屈服させられてしまうストーリーを期待していたが、
主人公の組が相手の言いなり状態で何の対抗も出来ていないので
感情移入しようにもたぎるものが無く
よくある輪姦物の域を出ていないと感じた。
クラスメイトを含めた竿役の多くが01 02と数字で表示されるのも気になる部分。
中年男と中年は何が違うのだろうか? モブがモブでしかないのも残念。
時期的に『アウトレイジ』の流行りも受けて製作された作品だと思うが
それにしては意外性やインパクトが薄く
組同士の激しい抗争物語を期待してプレイすると盛大な肩透かしを喰らう。
組の抗争などはおまけ程度で色んな男との輪姦がたくさん見られれば良い
という人なら満足できるかもしれない。
なお、女主人公のそばに誠一という男性が居るが
ほぼヒロインの視点で展開されるため寝取られ要素はないに等しいので注意。