漫画家がプロデュースした為、絵柄は粗いと言うか細かいと言うか。独特な絵柄なので漫画を知らない人には抵抗があるかもしれない。内容はさすが風船クラブと言うべき濃い内容。エロは過激で汁も多く構図も良い。途中に織り込まれるミニゲームは調教に至るか否かの判定にもなっているが非常に簡単。絵柄さえ合えば、復讐をテーマとした陵辱モノとして非常に優秀であるが、合わなければクソゲーであろうなぁ…。
風船クラブは漫画でよく読んでいるため、絵柄そのものに違和感はなかったが、エロゲー用に加工、彩色されると、やはり多少の違和感がある。
漫画同様、濃い内容でゲームにしても何ら違和感がない。
絵
原画が漫画家の割には荒さが目立たず、比較的綺麗。
体型や表情にクセがあり、特に体型、腹や胸の描写が独特で、綺麗とは言えず個性的と言うか、モチが溶けている様と言うか。
立ち絵は可もなく不可もなく。男も女も同じ顔をしている。輪郭は多少違うモノの顔の中身、表情は同じ。
イベント絵は基本的に殆どがエロ。構図もよく何ら問題はない。
シナリオ
シナリオは有って無い様な物。
復讐陵辱モノなのだが、復讐に至る描写が薄く、何か逆恨みで大暴れしている様である。
復讐で己の虜にしていくシナリオは、ある意味単純明快ながら爽快。
やれば必ず奴隷化するのは安直なので、もう少し課程を描いた方が良かったと思う。
また、奴隷化した女性と、その後エロシーンがないのは不自然。もっとやりまくり的な内容の方がより自然である。
ゲーム
基本的には女性にワナをかけるミニゲーム以外に殆ど選択肢はない。
ミニゲームはそれ以前のシナリオを読んでいれば、自ずと選択肢は判明するが、いくつか分かり難いものもある。全般において選択肢は多いモノの難しくはなく、ミスしてもやり直しが可能で、非常に容易。
まとめ
基本的に十分及第点以上と思える。
絵柄が合わなければこの濃い内容はついて行き難いため、評価が下がる可能性があるが、内容的には単純でやりやすく、エロも濃すぎるほど濃い。
漫画家の風船クラブがプロデュースしているから、どんなゲームかと思いきや、以外や以外、ちゃんとしたゲームの体裁を保っており、なかなかに面白い。
絵、シナリオ共に及第点以上で、十分に楽しめた。
２が出る（出た？）様であるので、引き続きプレイしてみたい。
このメーカーの「淫肉乱舞」をプレイしたことがあるが、あれと比較するとこちらの方が余程良い出来である。
絵柄、シナリオ何れにせよ新作より旧作が勝るのは衰退と言えよう。