登場人物に対するディレクション力とそれを引き立たせる雰囲気作りがずば抜けている。
およそ非抜きゲーと呼ばれるものは、
【どんなシナリオを見せてくれるのか】
という評価で自分は点をつける場合が多いのですが、
今までなんとなく聴いていた声優さんの声や作品の登場人物を好きにさせてしまうマッチング力、
そこを引き立たせるゲームを通しての雰囲気の良さ、
あとは何と言っても抜きゲに比類するエロさ(特にバック)、
というシナリオから一歩離れた地点でこの作品がどうにも好きになってしまったように感じます。
こんなに色々な登場人物が好きになった作品は最近あまりなかったように思う。
その要因が前述にもあるようにキャスティングとか、声優さんの個々の表現力を活かせるキャラ設定だったり、口調や文章の構成、それが相乗して生み出される雰囲気の良さだったのかなと。
主人公の設定もいかにもモテるであろうね!超絶イケメンのサッカー部のエースだし!という感じになのに不思議と好感は持てました。
なので、評価としても総合で加点をどんどん付けた感じになりました。
・・・ユキ√の締め方としてはこれで良かったような、別にそうしなくても良かったような、でもそうしたくもなるようなっていうもやもやとした不完全燃焼な感じは残りました。(まりか√のラストが非常に良い締めだったこともあり)
ただ、2人の関係性としては1つの落とし所にはなっていて、
ご都合主義ながらもこの物語はこの方向に転がって良かったのかなと。
やっぱりこういう出会いに対する描き方って素敵って思っちゃったし、乙女心をくすぐられますよね。
男だけど。
もう後は作品の批評ではないですが、
少女マンガの方面に例を見るようなギスギスしつつもロマンチックな恋愛を書くのが好きそうに感じたのと、三角関係の展開は若干感じるものもあったので、もっとドロドロな三角恋愛も出来るのでは?と期待してしまう。
それに南浜先生のイラストが組み合わさってこのエロさとなるともう、ヤバい。
ていうかやってくれ。
個人的にこの作品をやって満足感は大いに得られたと思います。あと可能性を見れたかなって所にも。
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