章が進むごとに心を揺さぶられていく姉弟ゲー。
2人が幸せになってくれて良かったなぁと本気で思えた。
主人公の姉や周りを思いやる気持ちがあってこそ、物語の進み具合に良さを感じられたし
その強さにも不自然さは感じなかった。
脇役も主人公たちにしっかりと関わりを持ってくれていたのも、その引き立てに繋がっている。
タイムトラベルの表現については、
そういうSF関連の作品や理論をどれだけ読み込んできたりとかの具合で、全然人それぞれ感じ方は変わると思うけど、
この作品内の表現としては、シナリオを読んでいれば納得出来るような作りになっていたと思うし、実際理解出来た。
とはいえ理解する為に、また前提が間違っていないかを確認する為にその直前と思われる部分へのロードを行って読み直したりしたので、どういうタイミングか、何が起こったのかというような重要そうなシーンにはセーブを入れておくのは後で読み直す際にオススメ。
2,3章の最初に入るこれまでのあらすじみたいなのは、ちょいちょい見返した。
あの時の子は名前なんだっけ?とか、前後関係はどうだったかな、とか・・
しっかし第3章のOPはほんとズルい。あの話の流れからOP来ちゃ泣いちゃう。
最後まで描かれていく『博士』と『つくも』の関係性も含めて本当に良く出来ている作品です。
(傷を負った九十九の汚染物質の件があんなにも発症が早かった理由は、
そもそもあの汚染物質自体が謎の汚染物質X的な扱いになっているので、文中でホルモンと言う言葉も良く出たあたりから染色体とかの関連が大きくて男だから急速に早かったのかなと勝手に思うようにしました。
時空ジャンプの副作用とかでも行けなくは無さそうですけど。外見年齢は変わらなくても、実際同じだけの時間を飛び越させられることにはなってしまっているので。
結局想像は出来ても、明確な解はないなぁ。)