至高のノベルタイプ抜きゲー分割販売三部作の第一作目
[総評]
今まで色々なノベルタイプ抜きゲーをやってきましたが、この作品が一番自分の好みに該当しており、他ブランドや同ブランドの色々な作品をやってもこれ以上に心と体が両方満足したものはありませんでした。
このゲームを買ってから二年くらい経過しましたがvol.1,2,3を通しで4回くらいやり直しました。
しばらくするとまたやり直したくなります。寝る前に抜きゲーで抜いてから寝るのですが、他の抜きゲーで抜けなかった時はこのゲームを起動して回想シーンで抜いてから寝ることにしています。
[システム概要]
基本的な流れはまず導入のストーリーがあり、
[ストーリー]→[Hシーン1]→[ストーリー]→[Hシーン2]→[ストーリー]→[Hシーン3]→[ストーリー]→[Hシーン4]→[ストーリー]→[Hシーン5]→[ストーリー]→[Hシーン6]→…
という感じで、プレイヤーにとって大体どこがストーリーの切れ目か、Hシーンの抜きどころかわかりやすい尺になっています。これが自分にとっては重要でした。
Argonautsの兄弟ブランドのMOONSTONE作品では、一度ゲームをクリアしないとHシーン閲覧やグラフィックス閲覧や音楽鑑賞などのモードは解放されていないのですが、Argonautsブランド作品ではエンディングまで終わらせていなくても一度観たシーンやグラフィックスや音楽を鑑賞することができます。
[ストーリー]
プロデューサーの呉(一郎)氏は、特殊な場所に入ったり出たりすることを舞台設定としてうまく生かす作品を兄弟ブランドのMOONSTONEで沢山作られているのですが、その特徴が今作美娼女学園シリーズにも出ています。
今作では主人公が住み込みで働いている(飼われている)聖エレミヤ学園は全寮制の女子学校なのですが、昔の館モノのように建物の暗さが良い味を出していて、雰囲気が素晴らしいのです。ただし、学園ですが実質的に尼寺というか修道院のような所であり、学園もの要素はほぼありません。
このゲームは分類上は抜きゲーなのですが、Hシーンがすべて終了してからのストーリー展開に心が震えました。
むしろ、この美娼女学園のvol.1のすべてのHシーンが終わってからが三部作のストーリー展開のはじまりという気がします。
[このレビューの初版 2024年8月7日 改訂0回]