どのヒロインも可愛いし世界観にひたれて良かったです。
※過去作はDC4しかプレイしてないです。
魔法関係のお話については過去作に詳しく無いので壮大すぎてぽか~んとなる部分もありましたが、全体を通じて作品の持つやさしい雰囲気にどっぷり浸かれてとても楽しめました。
元々距離の近いヒロイン達と少しずつ関係を深めて行くのがこそばゆさやもどかしさを感じるけれど、とても甘い空間を堪能できて良かったです。
主人公についても完全なる朴念仁だったけど、イライラを感じる事無く好感を持てるキャラだったのも良きです。
ルートは可子→白河灯莉(あいか)→雪那→愛乃亜→瑞花の順でプレイしましたが、初手は白河の方が良かったかも。
個別のお話は雪那、キャラとしては可子が好きでした。
以下個別感想。
〇可子ルート
愛乃亜の妹で兄と慕ってくれる系ヒロイン。
元気でハイテンションなマシンガントークにとてもやられました(笑)
特に主人公である創眞との掛け合いが面白くて無限に見ていられます。
やっぱり可子には笑顔でいてほしいですね。曇らせたくないという主人公の気持ちは本当に理解できます。
このルートでは特に姉である愛乃亜との関係性が良かったです。
なんだかんだ言っても妹の事を大事にしてますよね。
主人公の許嫁だけど、妹の気持ちに最初から気が付いており、それとなく背中を押してあげる感じも良かったです。
お風呂のシーンは尊い。
終盤家を空けがちにしてて可子とすれ違う部分もあるけど、実際は妹を信頼していたからと明かされており、ほっこりできました。
ちんどん屋の衣装がとても可愛かったので、その衣装でのえっちがあれば最高でした。
〇白河灯莉ルート
主人公のクラスメイトで白河家のお嬢様。
意外とドジな部分がありテンパるとあやとりを始めたりするのが可愛い。
というか可愛いで溢れているルートだったと思います。
共通ルートでどこか自分に自信なさげだったり違和感を感じる部分が実は白河あいかという灯莉の影武者だったという。
灯莉はチラっと出てきていて何か関係ありそうだなと思ってましたが、そうきましたか。
主人公があいかに告白してから仲が進展する様子がこそばゆいというかもどかしかったですね。
友達を助ける為に「やらなきゃ」から主人公達との交流を通じて一歩ずつだけど、「やりたい」にもチャレンジしていく前に進めるお話だったと思います。
いずれにしても行動原理が優しさなのもあいかの魅力ですね。
月見団子の制服でのHは最高でした。
〇常坂雪那ルート
主人公に悪戯したりとお茶目な所もあるけど、頼りになるお姉さん。
初回ルートロック掛かってて、可子ルートで曖昧な形で終わった空の亀裂(後に黒無と明かされていました。)や寝込んでしまった雪那の事が明かされてお話の根幹が見えてきたといった感じですね。
学園祭が文化祭と体育祭同時に行うという所から始まって楽しい日常があっという間に過ぎ去っていくのは、雪姉のホントと名前(せつな)と掛けてたのかな。
そして日記に秘められていた想いの大きさは本当に泣けました。どういう思いで日々を過ごしてたのか考えると何気ない日常のひとコマも尊く感じますね。
誕生日プレゼントでプレゼントされた万年筆でまた日記の続きをという締め方もホント好きでした。
〇愛乃亜ルート
あたしちゃん様。
主人公の許嫁で天才魔法使い。天才故に傍若無人かつ上から目線なしゃべり方だけど、言動からやさしさが滲みでてる所が好き。
個別で関係が進み、「許嫁」から「恋人」になった後の素直になったあたしちゃん様は本当に可愛いというか尊い。
黒無への対応策を探しに平行世界へ飛び続けるも迷ってしまった所に主人公の登場はホントカッコいいですね。
愛乃亜じゃなくてもホレます。
秤事の桜については、物語の冒頭から度々登場してそういうものだと思ってたのですが、なるほど壮大な仕込みで物語のカギになるとは。
最後の魔力が足りないからの自身を代償にという所はえぇ・・・という感じでした。
〇瑞花ルート
ミステリアスな雰囲気で他のルートでは水鏡湖の桜が枯れると共に出て行ってしまうヒロイン。
「圧」がとても強くグイグイ来るところや意外とむくれたりと普段とのギャップにやられますね。ナニコレ可愛い。
彼女の歌も実際に演じている声優さんが歌っていたのもポイント高いですね。
話のメインはやっぱり瑞花の記憶が戻ってからのお話で、とても壮大なセカイの話が展開されて置いてけ堀感というかぽか~んとなりましたが、過去作をやってると感じ方が変わるんですかね。
後、描写や瑞花の言っていた事から、カガミの世界におけるサクラとミズの国におけるマナのバランスが崩れたあの現象が黒無って事なんですかね。ともかくグランドルートの様なお話でした。
ラストが一番最初のシーンに繋がる演出は良かったです。