占いとか不思議なことが大きく関わるシナリオ設定、新宿のど真ん中にある田舎という舞台設定、その町の再開発を巡る一貫した時系列設定。 基本ダレることなく、次々と新しい展開目白押しなので、シナリオは悪くないかと。 ただ丁寧とは呼べないさっさ感な心象が拭えなかったのが残念です。 主人公が割と素直な行動派少年だったので、好感を持てました。 シナリオが進めば進む程、それまでのヒロインが「仲間」として一緒に行動してくれるようになるので、わいわいできる雰囲気が盛り上がったのもよかったです。 まあ盛り上がったのは本当に雰囲気だけで、シナリオ描写は然程ですけれど。 伏線の回収が綺麗だったので、オールクリア後はすかっとしました。
主人公を取り巻く空気がとっても良かったです。
序盤のりーこ視点と物語が始まってからの主人公視点で、町の内である人間と外から来た人間の温度差とか、そういうの、とっても分かり易かったです。
りーこシナリオはここで終わるのかよwwって感じでしたけれど、時系列直列で次の未来シナリオ入ったので、遊んでいく内に慣れていきました。
共通シナリオでヒロインとくっつく直前までの状況だけを整え、いざくっついた場合のエピローグ=ヒロインシナリオという扱いなので、「ヒロインシナリオが存在しない」とい言いきる気持ちも、よく理解できました。
実質、自分もそう感じました。
その上で、元々親密だったりーこや、運命の出会いと冗談でもきゃっきゃできた未来相手ならともかく、えこやくるるとの急接近には違和感しか覚えませんでしたが。
お話の流れ自体は、えこが一番面白かったです。大がかりで。
神様の住む森を守りたいと願うえこ、その唯一の仲間となった主人公という関係が良かったです。
りーこの時もそうでしたが、大切にしていた場所に再開発の手が入り、破壊されるというシチュエーションはつらかったです。
りーこの場合は、拘っていたのがえこのような場所自体ではなくラベンダー畑の「ラベンダー」でした。
それなので、新しい花壇を学園内に作るという新しい道にりーこが進めたというのは、えこと比較しても面白かったです。
一番の要望としましては、ルナの立ち絵が欲しかったです。
えこシナリオ、くるるシナリオでも未来と一緒にきゃっきゃうふふしているルナが欲しかったです。