「エロゲは好きだけどロリはあまりわかんないし……」という層をターゲットにしてると思われる、ロリゲー入門編。ロリコンでもなく妹属性もない1エロゲーマーの体験レポートは以下のとおり。
【エロ】
女の子が4人いて、Hシーン数はそれぞれ10以上、合計で40シーン以上はある。
なぜあいまいな書き方かというと、数を数えにくいから。
変態主人公が脱ぎたて下着に興奮し、オナニーしてぶっかけるのは、数に入るのか?(笑)
家庭教師が教え子をいきなり食うわけにもいかず、徐々に行為がエスカレートしていく。
そのため、なかなか本番シーンが出てこなくて、序盤はオナニーばっかしてる印象。
変態ロリコンの魂を我々に教え込むためにそうなっているんだろう、たぶん。
内容はおしっこ、腹ボテ、ぶっかけ要素が強い。卑語もそれなりに。
絵師さんはきっとロリの世界では巨匠なのだろう。私は知らない人だが。
なぜそう思うかというと、「どれひとつとして同じ表情の絵が無かった!」から。
全部、ニュアンスが違うのだ。
同じ表情しか書けない「ハンコ絵師」とは対極だ。
「くるくる変わる表情=多感な少女期の魅力」、そういうロリ魂を我々に教え込むためにそうなっているんだろう、たぶん。
また、「家庭教師が教え子にいけないことしちゃう」という、妙にリアルな舞台設定ともよく合っている。
音楽も、名曲とかそういうんじゃないんだが、中○生くらいの日常生活の生々しい感じがよく出ている。
まるで音楽室のピアノで奏でられそうな曲たち。
ようするにこのゲームを作った人たちは、ロリコン道の達人たちなんだ、たぶん。
ロリに関しては、決して間違いをおかさないんだろう。
そういう意味で、まさに「ロリゲー入門編」だと思った。
【ヒロインメモ】
・遥→高○1年生(推定)。ボクっ娘でイヌっ娘。ロリではない!むしろ、変態ロリコンの主人公を浄化して、真人間にする的なポジションである。それってロリゲーならではのアングルだなぁ、と興味深かった。どんな無茶苦茶なことでも受け入れてしまうため、まさにやりたい放題。
・凛→中○2年生(推定)。わがままお嬢様。でも単細胞なので、ちょっとニンジンとかぶら下げて誘導すれば、こちらの思惑どおり操れちゃう。二人でワァワァやってたら、いつの間にかラブラブになってたりする。いい話じゃないか、変態だけど。
・柚→小○6年生(推定)。何も知らない少女に、変態主人公が間違った性の知識を植えつけていく。さらに体を張って実践指導を行う。入門編のやさしい問題集を買って解いていたら、1問だけ高難度の応用問題が入ってた、という感じ。むしろこの子は、入門者にではなく上級者たちのために用意されたに違いない。
・絢音→中○3年生(推定)。主人公の実の妹。このゲームのラスボス的な人。
小悪魔タイプが見事に描かれている。
「ツンデレ」とかのテキストは誰でも書けるけど、「小悪魔」は書くのが難しい。
「小悪魔を魅力的に書く」のはもっと難しい。
絢音は、やばいぐらい魅力的な小悪魔中○生だった。
それだけでもこのゲームをやってよかったという感じ。
絢音が兄貴を誘惑して、背徳のロリ道へ引きずり込む過程は、「ロリコンではないプレーヤー達をロリ道へ引きずり込む」過程でもある。
そして、誘惑するだけしておいて、途中で自滅気味に激しくデレる優等生ぶり。
我々は、自分で何もしなくても、美味しいところだけ頂けるという寸法だ。
ただ、急展開の攻守逆転は賛否両論あるかもしれない。
個人的には、逆転すること自体はいいのだが、もうちょっと自力で逆転させたかった。
自滅されては、「兄貴の逆襲」のカタルシスが味わえないからだ。
ホームランを打って逆転したかったのに、押し出し四球で逆転しちゃった感じ。
バッターボックスに立ってるだけで勝たせてくれる、絢音のお膳立ては素晴らしかったけれども。
……
………
…………疎いジャンルのゲームだったので、感想がグダグダになってしまった。
やっぱりよく知らないことは書くもんじゃないな。
読んでくれた人、ごめんなさい。
「おかずにとても使えた」とだけ言っておけば良かったね(笑)