つい何度も立ち上げてしまう、やり直したくなるのでプレイ時間長めです。
今となっては画面が小さいし、塗りも最新の「恋がさくころ桜どき」に比べれば色使い、透明感などが劣る感じはします。
しかし、欠点らしいところはそれだけで、和泉つばす氏の立ち絵、グラフィックは惹かれるものがあること、未だ魅力があること。
そして、物語の進行、プロットとテキスト、これが優秀なので高評価です。
学園モノという、多くあるジャンルですが、キャラの立ち位置とか、心境の変化とかが丁寧に描写され、個別に入って益々輝く感じです。複数のライターさんが書かれていますが、それぞれ魅力的です。
曲、BGM、好きです。
未だ一番惹かれるところは、やはりプロット、テキスト部分なんだろうなと思っています。アニメ化されそちらをご覧になった方も多いでしょうが、ゲーム後にアニメを見ると、印象深いシーン描写が削られたり端折られたり、間が悪く感じるなど。
それぞれの特性によりやむをえないところでしょうけれども、ゲームならではの文字数、セリフや表情の変化など、ゲームであることの優位性は十分にあると思います。
ちなみに、愛理ルート、みう先輩ルートが好きです。
みう先輩ルートでの沙凪さんがいいキャラでした。
この人がいてこそ、深みが増したのかなと感じます。