シナリオを語る以前に、それ以外の不満点が多いです
主人公が2人から選べるというのが最大の特徴で、かつウリなのでしょうが、
正直裏目に出ているとしか思えません。
裏目だと感じるのは、主人公へ感情移入する気がまったく起きなくなることです。
特に佐菜編で朱里シナリオをプレイした後の修輔は最悪です。
そして佐菜はいくら自ら忘れようとしたからって、5年前に好きだった女の子との思い出を忘れすぎです。
5年前に物心ついてなかったわけじゃないですし、記憶喪失の設定でもないんですから・・・。
菜々香が心を開かない理由を知ってしまうと、本人とあさみシナリオ以外で菜々香が放ったらかしなのも
どうかと思ってしまいます。
主要キャラのほとんどが幼馴染ですが、それが『昔と変わった』『昔は良かった』
という悪い方向にしか活かされていない気がします。
それとやはり、どうも最初にアニメありきで、ついでにゲーム化してみました、というふうにしか感じられません。
声優陣が豪華ですが、キャラと声が合っているか?と言われれば“NO”です。
姉キャラに田村ゆかりさんは疑問があるもまだ許容範囲ですが、
いくらドジ・天然属性とは言え、年上キャラに金田朋子さんは違和感ありまくりです。
(金田さん個人に非があるわけではないです。あくまでキャスティングの問題)
PS2版【パルフェ】のデュアルボイスと同じですね。
声優の知名度や人気でゲームが良くなることはないという見本です。
また作品の内容とは別の話ですが、自分はサントラ目的で初回限定版を購入しました。
ただこれが、収録されているヴォーカル曲がフルコーラス(存在するのかわかりませんが)でないどころか、
ゲームのEDバージョンより短いのは、残念を通り越して裏切られた感があります。
楽曲のレベルは高いだけに、悔やまれます。