キャラゲーと思っていたら鬱シナリオゲー寄りですが、シナリオもスマートにまとまっていて普通に良作でした。
しゅがぽ☆Best Selection！！に同梱されていたためプレイ。
【キャラデザ・CG・CV等】
・キャラはＣＶも豪華でみんなかわいいです。
・CGも十分でした。
・ＢＧＭも完全に明るくない雰囲気とマッチしていて個人的にはよかった。
特に好きなのは「異国情緒と古い町並み」と「絆星（piano ver）」です。
【攻略順】
茜→雪菜→摩耶→ツクモ
※個人的な推奨順も同じですが、摩耶をどこで攻略するかで各ルートの
印象が左右されるのでそこは難しい！摩耶ラストもあり。
【感想（ネタバレ注意）】
◆全体・共通
・こ、このゲーム、序盤の空気が重いよ！でも個人的には嫌いではなかったです。
・ただ、主人公・ヒロイン全員癖があり、同メーカーの過去作とは変わって、
キャラゲーというよりはシナリオゲーでした。
・テキストも読みやすかったですね。
・主人公は、この境遇ならわからなくもありませんが、結構冷めています。
ただ、結構リアルな思考かもしれないです。
◆茜
・なんとなくストーリー的には、蚊帳の外のわりにお節介幼馴染として
空気の読めないような存在感でしたが、”しょうがいじけん”がなければ
アクセントがあり楽しいキャラでした。
・暴力系ヒロインはあまり好かないのと、ちょっと無神経すぎたかな。
・シナリオはかなり整っていました。結構さっくり終わりましたが、
気になる点もほとんどなく、コンパクトに纏まっていたので、
中だるみもなく楽しめました。
◆雪菜
・雪菜さん可愛すぎました。そして言動にそぐわずエチエチですね。
・ストーリーは、物語の核心に迫ると思いましたが、触れる程度で
結構あっさりしていたと思います。
・また、実家・ツクモ関連はもっと話を広げられたと思いますが、
そこもあっさり終わりました。
・ただ、テキストは読みやすくテンポも良かった＋キャラがかわいかったので
結構楽しめました。
◆摩耶
・このルート、序盤で薄々気が付いていましたが、全てのなぞが解き明かされます。
・そして、色々な意味で賛否が分かれるルートです。ひどいとも思うし、人間なら
普通とも思う。私は全然ありでした。
・私的には文庫小説を読んでいる感覚でかなり楽しめました！ツクモちゃん。。。
・エピローグのＣＧはfinの文字と共にしばらく物思いにふけりました。
◆ツクモ
・ツクモちゃんが幸せにならないと報われないゲームなので、
ストーリー的には摩耶ルートがトゥルーなのでしょうが、
ツクモルート後に摩耶ルートをプレイできる精神もなさそう
だったので、良かったです。
・そして摩耶はひどい子ですね。（拒絶的な意味ではなく
ストーリー的な意味です。）
・シナリオもほぼ核心で、ところどころ心が苦しかったです。
茜ルートっぽい流れがもう少しあるのかと思っていましたが。。。
・そして例のシーンは背徳感ありすぎですね。
（シーンはエロゲなので仕方ないですが、必要か？）
・まあなんにせよツクモが幸せでよかったよかった！
【さいごに】
・プレイ後に各感想を拝見しましたが、過小評価に感じました。
・キャラゲーと思っていたら鬱シナリオゲー寄りでギャップが受け入れられなかった
ように見えるので、売り出し方の問題だったかもですね。
・確かに気になる点がなかったわけではありませんが、中だるみが
それほどなくスマートにまとまっていて普通に良作でした。