魔法関係が妙に複雑だったがプリコレの汚点は払拭できた感じ。直接の繋がりはないもののスズノネの前編とも言える分補正はあるかも
攻略順は特にありませんが、ヒロインによって真相の開示具合に差がある感じ。
その辺は他の人が書いているが、なつめ→璃々子→友梨亜→桜花→杏音の順。除々に明らかになっていく…的なのが好きならその通りにプレイでいいかも。
個別に入ると他キャラがフェードアウト…みたいなのはなくて、趣旨通りみんなでワイワイやるってのはいい感じ。
なつめルートの両親が若干鬱陶しいというか毒親具合にイラッとしますが、友梨亜ルートでは伝承に関するロマンチシズムみたいなのを感じられ、見方によって印象が違って悪くないかも。
親友の敦盛は良い友人だと思うが、キャラ付けとはいえ筋肉強調する必要あったのかな…というか筋肉な友人キャラは某鍵ゲーにその頂点みたいなのがいるためインパクトが薄い。二番煎じというほどでもないのだけれど。
前作は正直かなり下らなかったし、内容も妙に寒いというか変に燃え路線を混ぜてしまってしょうもないことになってた。
なんというかここのメーカーはあくまでキャラゲー、萌えゲー、おっぱいげーな訳で、それがスズノネ・カミカゼとシナリオ方面でなかなかの出来を発揮してしまって、結果ミサワ的な勘違いを起こしたのが元凶だと思う。
特にこの二作は魔法、能力系としてスパイス程度だが燃える展開もあって、いい感じに盛り上がったわけだから。
今回はゲームということもあってバトル的な部分はそこそこあるわけだが、あくまで本質は「みんなで楽しむ」ことからブレなかった感じ。個別に進んでも共通のノリからヒロインが頭一個抜けた程度で、今まで仲良かった人間が妙に出番少なくなる…みたいなのがない。
時系列的には後付とはいえスズノネに至るプロローグ中のプロローグ。なのでJ.D.とかあのエロジジイだろ!とか、この考えが後のスズノネにつながっていくのかーとか思うとちょっと楽しい。