故郷に帰ってきた主人公が、章ごとに幼馴染たちを救って絆を取り戻していくという、車輪の国を彷彿させるシナリオでなかなか面白い。テーマも経済という、エロゲでは珍しいジャンルなのもよい。
ただ選択肢無しの一本道で、実質ヒロイン一人というのがエロゲとしては
致命的な気がする。章ごとに選択肢を設けて、そのまま個別に移動するか、
次の章に進むか、という方法にしたほうが良かった気がする。
まあこれは制作費とか、制作期間の問題だったのかもしれませんが。
他にもラストが甘かったり、主人公がもう少し活躍してほしかったり、
もっと強烈な黒幕的存在がほしかったりと不満点もありますが、
ところどころグッと来るシーンもあったりと、概ね満足できる内容でした。
次回作には期待しています。